株式会社オリエントコーポレーション(通称オリコ)が、新湊信用金庫と提携し、新たに「空き家多目的ローン」と「事業性小口ローン」の取り扱いを2025年7月25日より開始します。これにより、特に空き家の有効活用や地域活性化を支援するための施策が強化されます。
空き家多目的ローンの概要
この新しいローンは空き家の購入やリフォームに加えて、解体に関する資金にも対応しています。利用対象者は、申込時に満20歳以上で完済時78歳未満の方、地域の信用金庫の条件を満たした方に限られています。最低契約金額は10万円から最大で1,000万円まで、空き家購入に関してはさらに700万円の上限が設けられています。融資期間は最大15年となっており、長期的に資金を返済していくことが可能です。
このローンの狙いは、地域内の空き家問題を解決することにあります。空き家を購入またはリフォームすることで、新たな住まいとしての利用やセカンドハウスとしての活用など、多様化するニーズに対応します。また、移住する方々にも、この制度が大きな助けとなるでしょう。
事業性小口ローンの概要
一方、事業性小口ローンは法人や個人事業主を対象としており、簡単に運転資金や設備資金を調達できます。このローンも新湊信用金庫の条件を満たすことが前提で、年商5億円以下の法人または、年齢75歳以下の個人事業主に限られます。融資金額は最大500万円、期間は最長5年となっています。
このような商品は、金融面での負担を軽減し、迅速に資金調達ができるため、中小企業や個人事業主にとって非常に利便性が高いものとなります。事業を継続していく上での資金的サポートを行うことにより、安全かつスムーズな運営が可能になります。
オリコの中期経営計画
オリコは2026年3月期を初年度とする中期経営計画において、「サーキュラーエコノミー市場の深耕」を掲げており、顧客中心の事業モデルに挑戦していく姿勢を示しています。金融テクノロジーを活用し、新しい時代に即した金融シーンの創出を目指すと共に、地域課題の解決にも真摯に取り組む姿勢を明らかにしています。
この新たなサービスが、多くの方々にとって利用しやすく、地域の活性化に繋がることを期待しています。オリコと新湊信用金庫は、今後も地域のニーズに応じたサービスを提供し、より良い未来を創造するための取り組みを続けていくことでしょう。