ZAKONEが新たに企業・自治体向け健康経営サポートを開始
日本では、睡眠が業務効率に与える影響が注目される中、企業や自治体は生産性向上に向けた健康経営への取り組みを強化しています。その一環として、異業種の企業が集まり、共同で睡眠改善に向けた事業を推進する「ZAKONE」が、2024年8月22日から新たに「健康経営推進サポート」をスタートします。
「ZAKONE」とは?
ZAKONEは、NTT DXパートナーと東日本電信電話が運営する、日本最大級の睡眠特化型企業間コミュニティです。設立以来、150社以上の企業が参加し、睡眠関連サービスの提供を行っており、企業同士のコラボレーションを通じて新たな価値を創出しています。これまで、主にサービス提供企業が中心でしたが、今後は健康経営に取り組む企業や地域住民が集うコミュニティへと発展します。
健康経営推進サポートの概要
新たに開始される健康経営推進サポートでは、以下の3つの無償サポートが提供されます。
1. 定期無料睡眠改善セミナーの開催
ZAKONEに加盟した企業や自治体の従業員や職員に対して、睡眠の専門資格を持つスリーププランナーによるセミナーを定期的にオンラインまたはオフラインで開催します。このセミナーを通じて、正しい睡眠知識を提供し、従業員の意識向上を図ることができます。さらに、自治体単位で地域企業や住民向けのコラボセミナーも無償で行われます。
2. 企業・自治体に合ったサービス提供企業とのマッチング
健康経営に取り組む企業や自治体には、あらかじめ加盟しているサービス提供企業の中から、ニーズに合った業者をマッチングし、適切なサービスや製品を提案します。これにより、具体的な改善策の第一歩を踏み出せるようサポートします。
3. 睡眠改善の取り組み事例の情報発信
加盟した企業や自治体には、睡眠改善に成功した他社の事例などを定期的に紹介し、具体的な改善イメージを持ってもらうための情報を提供します。これにより、各企業の取り組みがより効率的に進むよう援助します。
自治体との連携
ZAKONEは、地域の自治体と連携し、スリーププランナーによる睡眠改善セミナーを実施します。最初の連携先は、宮城県利府町で、地域住民と企業に向けた活動を展開します。この取り組みにより、地域の健康促進と活性化を進めていくことを目指しています。
利府町の担当者は、歴史的に睡眠支援に貢献してきた町であることを強調し、地域の「よく眠れる町プロジェクト」への支援も行うと述べています。
ZAKONEへの参画方法
健康経営に関心のある企業や自治体は、ZAKONEの公式サイトにて加盟条件を確認し、問い合わせフォームから「加盟希望」として連絡が可能です。企業や自治体のロゴも公開されるため、積極的な参加が促されます。
まとめ
企業や自治体が健康経営に向けた取り組みを行うためには、専門的な知識や実績のあるパートナーの支援が欠かせません。ZAKONEの新たな健康経営推進サポートは、そんなニーズに応えるべくスタートします。これにより、睡眠改善が生活の質を向上させ、企業の生産性を引き上げることが期待されます。