デンタルHR総研が展開する未来志向のプロジェクト
株式会社デンタルHR総研は、東京都を拠点に歯科医院専門の採用支援サービスを提供しています。最近、彼らは持続可能な歯科医療の実現に向けた新しい試み "1% for DH(ワンパーセント・フォー・ディーエイチ)" を発表しました。このプロジェクトは、同社が提供する採用代行サービスの売上の1%を日本歯科衛生士会に寄付するというもので、今後の歯科業界の在り方に大きな影響を与えることが期待されています。
歯科衛生士の就業問題とその背景
日本には約32万人の歯科衛生士資格保有者がいますが、その実際の就業率は半数以下と報告されています。この低い就業率の背景には、結婚や出産といったライフイベントによる離職や、復職時の高いハードル、さらには労働環境のミスマッチが大きく関与しているとされています。これらの問題を解消するためには、業界全体での取り組みが必要だと考えられています。
デンタルHR総研は "一つの採用が、歯科の未来を明るくする" というビジョンを掲げ、単なる採用支援に留まることなく、歯科衛生士が安心して働き続けられるための社会基盤づくりを目指しています。このような背景から、"1% for DH" プロジェクトが立ち上がりました。
プロジェクトの具体的な仕組み
このプロジェクトの主要なポイントは、デンタルHR総研が提供する歯科医院向けの採用代行サービスを利用することで、間接的に業界全体の環境改善に貢献できる点です。具体的には、契約する歯科医院から得られる売上の1%が日本歯科衛生士会に寄付され、以下の目的に活用されます:
- - キャリア支援:復職支援やキャリアアップ研修の強化
- - 研修・教育:最新の歯科医療技術や知識を普及
- - 啓発活動:歯科衛生士の社会的地位を向上させるための活動
このように、寄付金は具体的な活動に充てられることで、寄付を行う歯科医院もその意義を実感することができます。
企業の成長と社会課題の解決を両立する
近年、アメリカなどでは商品購入が寄付に結びつくモデル、例えば、メガネ販売の "Warby Parker" や靴販売の "TOMS" などが定着しています。デンタルHR総研はこのモデルを日本の歯科業界に導入し、ビジネスの成長がそのまま業界の課題解決に直結するエコシステムを構築することを目指しています。
さらに、寄付額は半期ごとに集計され、実績や活動レポートを透明に公開することで、信頼性を高めています。
株式会社デンタルHR総研について
デンタルHR総研は、"医院さまと一緒に、歯科の未来を支える" をミッションとして、歯科医院向けの採用代行や人事支援サービスを展開しています。これまでの実績を基に、今後もさらなる社会貢献を目指して活動を続けていくでしょう。
会社概要
- - 会社名:株式会社デンタルHR総研
- - 代表者:土屋雅臣
- - 所在地:東京都渋谷区道玄坂1−10−8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
- - 事業内容:歯科医院向け採用代行事業、人事コンサルティング
- - ウェブサイト:デンタルHR総研