「SMILE by WATER」事業の新たな展開
公益社団法人日本青年会議所が手掛ける「SMILE by WATER」事業が、2026年度にフィリピン・セブ市のマンバリン地区で新たに実施されることが決まりました。この事業は、安全で安心な水を発展途上国に提供するという目的で、2016年に始まりました。国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の中では第6の目標である「安全な水とトイレを世界中に」に沿った活動を行い、これまで多くの地域で浄水器や井戸などの設置を進めてきました。
事業の背景
セブ市マンバリン地区は急激な都市化の影響を受け、スラム街の形成が進んでいます。ここは、行政の関与が難しい状況にあり、2025年の大地震やその後の台風によって水質が汚染され、日常生活に必要な安全な水の供給が厳しくなっています。そこで、日本青年会議所とJCIセブが協力し、この問題を解決するための具体的なプランを策定しました。
2026年の注目ポイント
この事業では、特に以下の活動が予定されています:
- - 浄水器の新設: 学校に浄水器を設置し、地域住民に安全な水を提供します。これにより、年間を通して安定した水供給が可能になる見込みです。
- - 衛生教育: 子どもたちを対象に手洗いに関する衛生教育を行い、感染症予防への意識を高めます。協力として、牛乳石鹸共進社が重要なイベントにも参加し、石けん作りを通じて住民にも教育を提供します。
- - 石けん作りセミナー: 地元住民に向けた石けん作りのワークショップを開きます。製造された石けんは地域で販売され、その収益が浄水器の維持管理に役立てられます。これにより、地域の生活向上とともに、自立した持続可能な経済活動への道が切り開かれます。
事業の進行スケジュール
事業は徐々に進行します。2026年2月には浄水器の選定が行われ、3月から4月にかけて設置準備を進め、6月には浄水器が竣工される予定です。竣工セレモニーも現地で開催し、地域の住民や関係者が参加します。7月からは手作り石けんの販売も開始され、地元経済の活性化に寄与する見込みです。さらに、11月にはフィリピンで開催される国際青年会議所の世界会議において、これらの事業成果を発表する特別ブースが出展される予定です。
この活動を通じて、日本青年会議所はセブ市の住民に安心して水を利用してもらえる環境づくりを進めるとともに、地域の経済発展にも寄与していきます。水問題は、発展途上国における大きな課題の一つですが、このような国際的な取り組みを通して、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出していきます。さらに詳細な情報や進捗については、専門のウェブサイトで随時更新される予定です。
これからの「SMILE by WATER」が生む変化に、私たちも期待を寄せましょう。