高畑勲展が2025年に開催！日本のアニメ歴史を振り返る特別展

高畑勲展 ̶ 日本のアニメーションを作った男

2025年6月27日（金）より、麻布台ヒルズギャラリーにて「高畑勲展 ̶ 日本のアニメーションを作った男。」が開催されます。この特別展は、高畑勲の生誕90年と太平洋戦争の終戦から80年という二つの重要な節目に合わせて企画されました。これにより、高畑監督の作品だけでなく、その人生や思想を深く掘り下げる絶好の機会となります。

会場は、麻布台ヒルズガーデンプラザ内のギャラリーであり、会期は2025年6月27日から9月15日まで。内覧会はメディア関係者限定で2025年6月26日に行われる予定です。主催は麻布台ヒルズギャラリー、NHK、NHKプロモーションで、スタジオジブリの協力のもと、開催されます。

展示内容と重点

本展では、高畑勲の代表作として広く知られている「火垂るの墓」を中心に企画が進められています。この作品は、彼が18歳のころからの夢であり、監督として実現した際には多くの人に感動を与えました。さらに、「アルプスの少女ハイジ」のビジュアルも展示され、鑑賞者には高畑作品の多様な側面に触れることができるでしょう。

この特別展を通して、観客は監督の映画制作における哲学や技術に対する理解を深め、高畑がスタジオジブリに在籍する前からどのような影響を受けていたのかを探ることができます。

鈴木敏夫氏の言葉

スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫氏も、本展に寄せてコメントを寄せています。高畑監督の作品が彼の人生や成長にどのように関わっていたのか、そして「火垂るの墓」がどのような形で生まれたのかについて感慨深い言葉を述べています。「夢想していた映画が完成した時の喜びは、今でも鮮明に記憶に残っています」と鈴木氏は語ります。

フランスでの巡回展

さらに、本展は同年秋にフランス・パリへの巡回が決定しています。これにより、日本のアニメーションの歴史とその重要性が海外に向けても発信されることとなります。

この高畑勲展が、彼の影響力や作品の魅力を再評価するきっかけになることを期待しています。魅力的なテーマで構成された本展は、日本のアニメーションファンだけでなく、多くの人々にとっての貴重な経験を提供することでしょう。ぜひ足を運んでみてください。