新たな挑戦の場、社会起業塾
NPO法人ETIC.が運営する「社会起業塾」は、20年以上にわたり次世代の社会起業家を育成してきました。この度、社会課題解決や新たな価値創造を目指すプログラムが刷新され、2025年度からは2つの新コースが提供されることになりました。これにより、志を持つ起業家が自らのビジョンを具体化し、実行に移す力をより一層強化することが期待されます。
20年以上の歴史を持つ社会起業塾
社会起業塾は、ETIC.とNECの協働からスタートし、現在では多くの企業が参加。彼らは社会課題を解決するために、新しいネットワークの形成を目指しています。起業家は研修や共創プログラムを通じ、実践的なスキルを磨くことができるのです。
新コース体制の導入
1. スタートアップコース
このコースは、創業期の社会起業家を対象に、自らのビジョンを具体化し、事業の仮説検証に取り組む内容です。特に、選考で選ばれた塾生には、NECや花王との特別な共創の機会が与えられます。合宿研修やメンタリングを通じて、顧客ニーズ調査やまわりの人々の支援を受けながら、自身の事業の進化を促進します。
2. インパクトコース
成長期またはその準備段階にいる起業家のためのコースで、ビジョンの見直しや経営チームの強化に焦点を当てます。これにより、より健全な組織運営への道を切り開くことができます。実践的なフィールドワークを通じて、より実践的な戦略を学びます。
企業との共創プログラムの強化
新たに導入される「共創プログラム」では、企業の社員が“サポーター”として社会起業家を支援し、共に学ぶ機会が提供されます。1Day課題解決ワークショップや対話・共創セッションを通じて、企業社員自身も社会課題に対する理解を深められることが期待されています。この取り組みによって、社会全体における変化の波を広げることが目指されているのです。
ETIC.について
ETIC.は、行動を起こす人に寄り添いながら新たな社会づくりを支援することを目的に設立されました。これまでに数多くの起業家支援や教育プログラムを展開しており、約2,100名が実際に起業しています。最新の取り組みや詳細な情報は、公式サイトを通じて確認することができます。
社会起業全体でのつながりを強化し、新たなビジョンへと挑戦する起業家たち。変化に富んだ未来に向けて、彼らの活躍が期待されます。彼らが社会課題に対してどのような新しい解決策を見出していくのか、注目が集まっています。