髙田明氏の講演
2025-11-19 11:11:17

髙田明氏が説く夢と精進の重要性 大樟会90周年記念講演

髙田明氏が説く夢と精進の重要性



2025年11月1日、大阪経済大学で開催された大樟会90周年記念総会にて、ジャパネットたかたの創業者である髙田明氏が特別講演を行いました。この講演は髙田氏のこれまでの経験や人生哲学を基にしたもので、多くの卒業生や来賓が彼の言葉に耳を傾けました。

髙田氏は、大樟会90周年に対する祝辞を述べると共に、「もうすぐ77歳になる私ですが、今日、若い時には理解できなかった生き方や考え方を、私のこれまでの経験を通じてお伝えしたい」とし、自身の人生観を語り始めました。

髙田明氏の歩みと挑戦


髙田氏は1948年に長崎県平戸で生まれ、大阪経済大学を卒業後、阪村機械製作所に入社。1974年には父が経営していたカメラのたかたに入り、1986年に株式会社たかたを設立。ここから彼のビジネスにおける足跡が始まりました。90年代にラジオとテレビショッピングへと進出し、業界に革命をもたらしました。1999年にはジャパネットたかたに社名を変更し、2015年には社長職を長男に譲ったあと、A and Liveを設立。プロサッカークラブ「V・ファーレン長崎」を率いて経営していたことでも知られています。

夢と日々の精進の大切さ


講演の中心テーマは「夢持ち続け日々精進」です。彼は、「夢は若い時だけではなく、歳を重ねても持つべきものだ」と力強く訴えました。人生の中での夢を実現するには努力が欠かせず、日々精進が備わっていなければならないと語りました。「失敗とは、一生懸命やらなかったことだ」と持論を展開し、企業経営を通じた試練の重要性についても触れました。

未来に対する不安は多くの人が抱えるものですが、髙田氏は「未来の80%は自分の力ではどうにもできないこと。悩むのではなく、自分にできることに集中し、今を一生懸命生きることが大切」と説きました。彼はこの言葉を通じて、聴衆に今を大切にすることを呼びかけました。

多様な経験と商品開発


髙田氏は自身の経験をビジネスに生かす重要性についても言及しました。大阪経済大学在学中に学んだ英語を活かして、若い頃に訪れたヨーロッパでの出来事が今もビジネスに役立っていると振り返りました。彼は「購入者の属性を売り手が決めてはいけない。この考えを持つことで新しい市場開拓が可能になる」と強調しました。

その一例として、シニア層を対象にした電子辞書の販促や、共働き家庭のお母さん向けのボイスレコーダーの新たな活用法を提案し、これまでの役割を超えた商品展開の重要性をアピールしました。

ビジネスの使命はお客様の幸せ


髙田氏は、「ビジネスとはお客様を幸せにするためのミッションです」と語り、ジャパネットたかたの商品がどのように人々の人生を変えたのかを具体的に紹介しました。第一の例として、単身赴任の夫のために購入されたカラオケ機器が、挨拶や会話を生むきっかけとなったとして、その影響力を強調しました。第二の例では、小児癌と闘う子どもにニコンのカメラを贈ったことで、その子が特集された新聞記事を示し、商品の背景にある「幸せ」を提供することの重要性を伝えました。

伝えることの価値


講演中、髙田氏は「インターネットやAIが進化する中で、人間同士が直接伝え合う価値は絶対に失われることはない」と確信していると述べ、伝えるパッションの重要性を訴えました。彼は、情熱を持って伝えることで、コミュニケーション力が高まると信じ、聴衆とのつながりを深めるための方法を探ることが求められると語りました。

講演後の質疑応答では、学生たちが髙田氏に直接質問し、彼は自らの経験をもとに熱心に答え、会場は一層盛り上がりました。

終わりに


髙田明氏の熱意溢れる講演に、多くの拍手と笑いが溢れる中、参加者たちは「夢を持ち続け、自分の人生に挑戦することの重要性」を再確認しました。講演は大成功のうちに終了し、髙田氏は「長生きしましょう!」と観客に呼びかけ、会場全体は盛大な拍手に包まれました。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
学校法人大阪経済大学
住所
大阪府大阪市東淀川区大隅2-2-8
電話番号
06-6328-2431

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。