バレエの名作『ジゼル』が東京で上演
2025年の6月14日と15日、東京文化会館 大ホールにて、牧阿佐美バレヱ団によるロマンティック・バレエ『ジゼル』が上演されます。この名作の主演に選ばれたのは、パリ・オペラ座バレエ団のエトワール、ブルーエン・バティストーニとプルミエ・ダンスールのアンドレア・サーリ。日本初となる彼らの全幕舞台での共演に、多くのバレエファンが期待を寄せています。
注目の主演たち
ブルーエン・バティストーニは、2017年にパリ・オペラ座バレエ団に入団後、その才能を瞬く間に認められ、2023年にはエトワールに昇進。今回の公演では、主役のジゼルを演じる相手役のアルブレヒトには、今年初めにプルミエ・ダンスールに任命されたばかりの
アンドレア・サーリが登場します。この2人は、特にバレエファンの注目を集める若きアーティストです。また、北京以来の舞台となる青山季可と清瀧千晴も加わり、それぞれの役に命を吹き込むことでしょう。
青山季可と清瀧千晴の最後の共演
青山季可は14日のソワレ公演で主演を務め、アルブレヒト役の清瀧千晴とはこの舞台が最後の共演となります。彼女は幼少期から、その美貌と才能でファンの心をつかんできました。入団から数多くの作品に出演し、特に『くるみ割り人形』のクララ役を務めたことで、その名は広まりました。一方、清瀧は、彼女が担う重要な役柄で、これまで青山と共演し数多くの舞台を成功へと導いてきました。ダンスの美しさに加え、確かな音楽性を兼ね備えた二人が主役を演じる『ジゼル』は見逃せません。
『ジゼル』のストーリーと見どころ
『ジゼル』は、中世ドイツを舞台に、純粋な村娘ジゼルの悲恋を描いた物語です。彼女の恋人ロイスが公爵アルブレヒトであることを知り、心の痛みにより命を落とします。その後、ジゼル自身の霊となり、ウィリたちと共に死者を踊りに導く存在になってしまいます。この物語には多くの感情が詰まっており、観客は恋の切なさや深い愛情に心を打たれることでしょう。特にウィリたちの群舞は、「バレエ・ブラン」と称され、クラシックバレエの美しさが凝縮されたシーンであり、牧阿佐美バレヱ団の演出でどのように表現されるかが注目です。
公演概要
この特別な公演は6月14日、15日に行われ、各公演のチケットは早くも注目の的となっています。詳細な情報は公式サイトで確認でき、チケットの購入も可能です。バレエファン、特に『ジゼル』の愛好者は、この美しい舞台で新たな発見と感動を得られることでしょう。
【日時】2025年6月14日(土)13:30開演・18:00開演 / 6月15日(日)13:30開演
【会場】東京文化会館 大ホール
【出演】ジゼル:ブルーエン・バティストーニ(14日、15日)/アルブレヒト:アンドレア・サーリ(14日)/青山季可&清瀧千晴(14日、15日)他
【チケット料金】S席:16,000円、A席:13,000円、B席:10,000円、C席:7,000円、D席:4,000円(14日・15日公演13:30の料金)
【お問い合わせ】牧阿佐美バレヱ団公演事務局 03-3360-8251