請求書カード払いサービス「支払い.com」の新展開
最近、株式会社UPSIDERが請求書カード払いサービス「支払い.com」の新たな提供モデルを発表しました。この新しい取り組みは、同社が株式会社クレディセゾンと共同で行ったもので、パートナー企業を通じてより多くの企業にこのサービスを展開できるようにすることを目的としています。
取り組みの背景
日本の中小企業の多くが、資金繰りに悩んでいる現状があります。特に建設業や製造業、小売業など、先行して資材費や外注費が発生する業界では、売上金の入金までに長い時間がかかり、苦しい資金繰りを強いられています。銀行振込が主流の決済手段となっている一方で、クレジットカード決済の利用は限られているため、企業は事業拡大よりも日々の資金繰りに追われることが多くなっています。
このような課題を解消するために、請求書カード払いサービス「支払い.com」は、請求書に基づく銀行振込をクレジットカードでの決済に切り替えることで、資金繰りの改善を実現しています。2022年のサービス提供開始から、累計1,000億円以上の決済実績を誇り、特に中小企業にとって大きな支えとなっています。
新たなサービス提供モデル
UPSIDERは、このたび、自社ブランドで請求書カード払いサービスを運営したい企業に向けて、必要な機能や運用をパッケージ化したモデルを提供することを決定しました。これにより、金融の専門的な知識がない企業でも、複雑な審査やオペレーションを気にすることなく、自社ブランドでサービスを立ち上げることが可能になります。
具体的には、パートナー企業はサービス名称や申込ページを自社のブランドカラーに合わせてカスタマイズでき、顧客基盤への親和性を高めつつサービス展開が図れます。また、契約や審査、カスタマーサポートはすべてUPSIDERが担当するため、パートナー企業は顧客接点に専念でき、サービス展開に伴うリスクや業務負担を軽減できます。
さらに、効果的な報酬体系として、エンドユーザーの利用実績に基づいたレベニューシェア制度が導入されています。この仕組みにより、パートナー企業は新たな収益機会を得ることができ、自社のビジネスモデルに合わせて収益の成長を期待できます。
今後の展望
今後は、建設や製造、小売業界のネットワークや地方金融機関、SaaS企業との提携も視野に入れ、「請求書のカード払い」という新たな決済手段をより多くの企業に広める戦略を進めていきます。これらの連携によって、各業界に特化した金融サービスの開発と展開が進むことで、深刻な金融課題が解決されることを目指しています。
UPSIDERは、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」というミッションのもと、企業の成長を支える金融サービスを提供し続けていくことを宣言しています。
お問い合わせ
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