新しい測量と点検の相棒、DJI Matrice 400が登場！

最近、株式会社システムファイブが発表した新型産業用ドローン「DJI Matrice 400」が注目を集めています。本機は2025年6月11日にDJIから正式にリリースされ、システムファイブが正規販売代理店として取り扱いを開始するということで、業務の効率化を目指す企業にとって非常に魅力的な選択肢となっています。

Matrice 400は、前モデルのMatrice 350 RTKからのアップグレード版です。この新モデルの特長は、ペイロードが最大6kgまで対応可能になり、飛行時間も最大59分と大幅に向上しました。この性能向上により、測量業務や高所点検、さらには救助活動など幅広い用途に対応できるようになっています。

新たな特長とスペック

Matrice 400の基本性能は以下の通りです。

- 大きさ: 980×760×480mm（アーム展開時）
- 離陸重量: 約9.74kg
- バッテリー数: 1本（13S/20254mAh）
- 送信機: RC Plus 2 (DJI O4 Enterprise伝送)
- 最大飛行速度: 25m/s
- 最大積載重量: 6.0kg
- 保護等級: IP55

特筆すべきは、最大積載重量が大幅にアップした点です。これにより、様々な機器の搭載が可能となり、業務の効率化が図れます。また、ペイロード非搭載時の飛行時間は59分と、同社の旧モデルであるMatrice 350 RTKの55分を上回っており、非常に優れた性能を誇ります。

安全な飛行を実現する新機能

新型ドローンはボディデザインにも工夫が施されています。前方にLiDARセンサーが搭載され、これにより障害物の多い場所でも安全な飛行が可能です。加えて、上部にはLiDAR障害物検知センサーとミリ波レーダーも装備されており、雨や霧といった厳しい気象条件下でも高い性能を発揮します。

このミリ波レーダーは、光に依存しないため、昼夜を問わず安定した運航が可能です。また、周囲の状況を把握するためのフルカラーのビジョンカメラが4つ配置されています。これにより、操縦者は機体の周囲の状況を迅速に確認し、判断することができます。

対応ペイロードと新製品の魅力

Matrice 400は、DJI社の多様なペイロードに対応しています。その中にはZenmuse P1、L2、H30シリーズ、V1、S1が含まれ、ユーザーのニーズに応じた機材を搭載できます。例えば、前方にはZenmuse H30TとZenmuse S1、後方にはZenmuse V1を搭載し、さらに機能を拡張することも可能です。

展示会の参加で直接製品を体験

システムファイブは、2025年6月18日から21日まで行われる「CSPI-EXPO2025」に出展します。この展示会では新製品「DJI Matrice 400」を実際に体験することができ、業界関係者が集まる場で多様な情報を得ることが可能です。入場は無料で、事前登録をおすすめしています。

株式会社システムファイブとは

システムファイブは1989年に名古屋で設立された映像システムの専門インテグレーターであり、特にDJI社のドローンに関しては正規販売代理店として多くの製品を取り扱っています。映像機器や音響機器の専門ショールームとして「PROGEAR半蔵門」を運営し、革新的なソリューションを顧客に提供し続けています。

Matrice 400の導入を通じて、より高い業務効率と安全性を手に入れることができるこの新型ドローンが、どのように業務支援を行うのか。その実力をぜひ体験していただきたいです。