次世代振袖デザインの革新を探る!
振袖は日本の伝統文化の象徴であり、成人式や特別な行事において重要な役割を果たしています。しかし、伝統に留まらず、次世代の学生たちが新しい視点で振袖を再解釈する試みが進行中です。その成果が、BLEA学園とNEOKIMONO(株式会社東京プロカラーラボ)の産学協同プロジェクトから生まれた2つの革新的な振袖デザインです。
学生たちの自由な発想
このプロジェクトは、学生たちが自身の感性を基に描いた振袖のデザインをもとに進められました。BLEA学園の学生たちは、伝統的な要素に現代的な感覚を加えることで、個性豊かで新しいスタイルの振袖を創出しました。デジタルデザインに関しては、NEOKIMONOがそのプロセスをサポートし、最新のデジタル捺染技術を用いて美しく仕上げました。これにより、従来の振袖には見られなかった鮮やかな色彩や繊細な模様が実現されています。
「飛龍乗雲」と「桜月宵」
プロジェクトの核となる2つのデザインには、それぞれ深い意味がこめられています。
横山永遠さんのデザイン。この振袖は、希望を持ち、困難を乗り越える強さを象徴しています。デザインの中には、時代の流れに乗る鯉が龍へ成長する様子が描かれ、持ち主の才能や意志を表現しています。
青山瑠愛さんによるこの振袖は、春の夜桜と月の美しさを融合させた幻想的なデザインです。都会のネオンの煌めきを取り入れることで、現代的な美意識が反映されています。
これらのデザインは、単なる衣服ではなく、着る人のストーリーを語る作品となっています。
オビデブーツ新柄の発表
青山瑠愛さんは、NEOKIMONOの人気アイテムであるオビデブーツの新柄「墨流し」のデザインも手がけました。このデザインは、伝統的な染色技法「墨流し」を基にしつつ、重厚感のある西陣織とビビットなカラーを組み合わせることで、現代的な鮮やかさを表現しています。
学生たちの成長と挑戦
プロジェクトを通じて、学生たちは日本の伝統文化を学びつつ、現代の美意識を取り入れたデザインを実現することで、自己表現の幅を広げました。この成功は、BLEA学園とNEOKIMONOの協力により実現し、若者たちが「本当に着たい」と思える振袖を形にしました。
カタログ撮影と展示
振袖が完成した後、カタログ撮影ではスタイリングやヘアメイクもBLEA学園の学生が手がけ、モデルはデザインを担当した学生自身が務めました。これにより、学生たちの絆やプロ意識がさらに深まりました。
完成した振袖は、NEOKIMONOの公式オンラインストアで販売され、5月には自社スタジオ「写真の森シルフィー四街道店」で独占レンタルも開始します。さらに、4月18日から20日にかけて開催される「東京キモノショー 和マルシェ」では、実物の展示も行われる予定です。これにより、観客は直接新しい振袖の革新的なデザインと技術を体験できます。
新しい和装の在り方
BLEA学園とNEOKIMONOのプロジェクトは、伝統を重んじながらも現代の価値観や個性を尊重した新しい振袖のあり方を提案しています。これにより、学生たちは自身の表現力を最大限に引き出し、将来的な文化の創造に寄与しています。
このプロジェクトの成功は、若者たちが未来に向かって進む力強いエネルギーを示しています。振袖をただの衣服とせず、自己表現の舞台とすることで、新たな文化の潮流が生まれることでしょう。
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