ピクシーダストテクノロジーズが新たな室内緑化ソリューションを発表
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(PxDT)が、新たな空間音ストレスの解消に向けて、株式会社アルファドライブ(AD)、およびTaiga Global Inc.(TG)との共同製品開発を開始しました。このプロジェクトは、音響メタマテリアル技術を利用した吸音モジュール「iwasemi OC-β」の開発と、苔を利用した低メンテナンスの天然緑化ソリューションの両方を組み合わせ、室内環境における「音」と「緑」を同時に改善することを目指しています。
音と緑の共鳴による新たな空間体験
近年、オフィスや公共スペースでは、ウェルビーイングを重視した環境づくりが求められています。その中で、音環境に関する問題—会話の反響や外部の雑音による集中力の低下—が課題となっています。また、天然の植栽を取り入れたい意向があっても、維持費や設置条件がネックとなり、実現が難しいケースも少なくありません。
本取り組みでは、PxDTの「iwasemi OC-β」が、会話の中心帯域(500~1000Hz)の音を効果的に吸音し、TGの苔を使った緑化手法が音のストレスを緩和します。これにより、視覚的な癒しと聴覚的快適さを両立させた新しい体験が提供されることを目指しています。
プロジェクトの分担と役割
この共同開発において、各社の役割は専門分野に特化しています。PxDTは音響メタマテリアル技術を駆使して「iwasemi」をデザインし、TGは苔を活用した緑化技術を開発し、ADは日本市場に特化した事業開発と販売を行います。特にADは、日本のオフィス環境に沿ったソリューションを実装するための実証実験や販売戦略を進めていきます。
iwasemi OC-βの技術と特長
iwasemi OC-βは、人の会話音の中心帯域に焦点を当てた吸音機能を持つモジュールです。音の反響を抑えるだけでなく、デザインや素材選定の自由度を高め、吸音を「貼る」から「組み込む」設計へと前進させます。具体的には、以下の3つの設計自由度がその特長です:
1.
表装材の選択自由度: 吸音機能をより視覚的に目立たない形で組み込むことで、内装全体の調和を保ちます。
2.
設置仕様の選択自由度: 様々な設置メソッドに対応しており、条件に応じたフレキシブルな施工が可能です。
3.
会話音に特化した吸音性能: 会議やカウンセリングなど、会話が中心となる場面においても集中できる音環境を作り出します。
Taiga Globalの苔を生かした緑化ソリューション
韓国に本拠を持つTaiga Globalは、独自の遺伝子解析によって開発された苔を利用しており、一定のメンテナンス頻度(例えば月1回の霧吹き)での維持が可能です。光合成を通じた空気浄化効果や吸音性・吸湿性を持つため、オフィス空間においては非常に魅力的な選択肢になっています。
特に、Taiga Globalが手掛ける「MossHexa」製品は水や光がない環境でも生育可能で、持続可能で低環境負荷の空間緑化を実現します。
結論: 新たなオフィス環境の可能性
ピクシーダストテクノロジーズ、Alpha Drive、Taiga Globalの3社が手掛けるこの共同製品開発は、音環境と緑環境の双方のストレスを軽減し、快適な空間作りを実現します。これにより、これまでにない次世代の室内環境が芽生えることが期待されます。ユーザーにとっての大きな利点になるこの新しいアプローチは、今後様々な業界に影響を与えることでしょう。