コンビニで可能になるマイナンバーカード暗証番号再設定サービスの概要

コンビニでマイナンバーカードの暗証番号再設定が可能に



日本の総務省は最近、コンビニエンスストアでマイナンバーカードの利用者証明用電子証明書の暗証番号を再設定できるサービスを開始した。これにより、多くの人々が手軽に暗証番号の変更を行うことができるようになり、マイナンバー制度の利用促進が期待されている。

新サービスの概要



地方の公共団体からの要請を受け、マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書の暗証番号再設定が、イオングループやセブン‐イレブンのキオスク端末で可能になった。このサービスは2023年7月25日からイオングループで先行して開始され、続いて8月28日からはセブン‐イレブンでも利用できるようになった。具体的には、498箇所のイオングループ店舗と、21,301箇所のセブン‐イレブン店舗が対象で、今後もサービス対象店舗は増加する予定である。

この新サービスは、オンライン申請などで利用するマイナンバーカードの署名用電子証明書と異なり、利用者証明用証明書は主にインターネットサービスやコンビニでの各種サービスを利用する際に必要となる。こうした新サービスの導入により、国民の利便性が大きく向上することが期待されている。

利用手順



本サービスを利用するには、以下の手順を踏む必要がある。

1. 事前準備: 利用者はスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、アプリ内で署名用電子証明書の暗証番号を用いた本人確認を行う。

2. コンビニでの手続き: 本人確認が完了した後、24時間以内にキオスク端末にて「行政サービスメニュー」を選択し、署名用電子証明書の暗証番号を入力する。その後、新しい利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁)を入力し、マイナンバーカードへの書き込みを完了させる。

この手続きにより、わざわざ役所に出向く必要もなく、気軽に暗証番号の再設定ができるため、特に忙しい人々にとっては画期的なサービスと言えるだろう。

今後の展望



今後は、全てのコンビニエンスストアやその他のキオスク端末でも、同様のサービスが提供される予定であり、さらなる利便性の向上が期待される。これにより、マイナンバーカードの活用が進むことによって、国民のデジタル化が加速するのではないかと予想されている。

また、利用者の利便性を高めるために、各地域の公共団体と連携して、より多くのサービスを提供していくことが重要である。電子証明書の暗証番号の再設定が広く普及すれば、マイナンバー制度そのものの理解が深まることにもつながるだろう。

この新サービスの詳細については、地方公共団体情報システム機構の公式ウェブサイトで確認することができる。今後の展開に注目していきたいところです。

トピックス(IT)

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