ラッコM&A、2025年の業績を発表
福岡市中央区に本社を置くラッコ株式会社の運営する「ラッコM&A」は、2025年度の実績を発表し、成約金額が3年連続で10億円を超え、成約数も2年連続で1500件を超える成績を収めたことが明らかになりました。
実績概要
2025年の実績によると、ラッコM&Aでは登録数が4,694件、掲載数が3,654件にのぼり、成約数は1,578件、成約金額は11億5,184万8,782円となっています。これにより、プラットフォーム開設以来の累計成約数は6,275件、累計成約金額は44億5,823万8,985円に達しました。
2025年は成約数が2024年から続くトレンドを引き継ぎ、1,500件を超える結果となった一方で、成約金額は2023年から3年連続で10億円を超えるなど、安定した成績を収めています。
登録数の減少とその背景
2025年の登録数は4,694件で、前年の5,574件と比較すると約880件の減少が見られました。この背景には、Webサイトの売買需要の低下が挙げられます。また、ラッコM&Aでは審査方針や取扱基準の適正化が図られ、基準に満たない案件の登録が抑制される結果となりました。
特に2025年4月以降は、取扱い基準の見直しに伴ってSNSアカウントの一部取扱いを終了した影響で、登録数の減少が継続しています。しかし、成約数や成約金額は大きな変動を見せず、良質な案件が維持されている様子が伺えます。
個人資産の流動化を推進
ラッコM&Aでは、「個人」の利用者が「法人」を上回る現象が続いており、特に売り手としての個人の割合は2026年1月時点で85%以上となっています。この背景には、成約金額50万円未満の少額案件が全体の約65%を占めている点があります。個人が運営するアカウントやサイトが「資産」として評価され、他のユーザーに「事業」として引き継がれている構図が鮮明になっています。
さらに、ラッコM&Aは初心者でも安全に取引が進められるように設計されており、契約書の自動生成や電子契約、エスクローシステムなどを無料で提供しています。このような利便性は、特に取引経験の少ない利用者に支持されています。
AI導入によるサービス改善
2025年にはAIを活用した自動化や効率化が進み、売主や買主の負担軽減にもつながっています。新たに導入された機能には、アイキャッチ画像の自動生成や案件情報の要約生成などがあります。これにより、利用者は案件の魅力を一目で理解できるようになります。
特に、案件名やアピールポイントのテキストチェック機能により、記載内容の適正化が図られ、掲載の効率が反映されていることも、成約数や成約金額に寄与しています。
ラッコM&Aの成長の要因
「ラッコM&A」は、2020年に運営が開始されたサイト売買プラットフォームで、独自の仕組みやサポート体制により国内シェア90%を誇る成約数を実現しています。特に、売却手数料が無料であるため、安心して利用できる環境が整っています。また、リーガルサポートが充実しており、弁護士との相談や契約書の自動生成も無料で利用できる点が魅力です。
ラッコM&Aは今後も安定した成長を続ける見込みで、AIを利用したさらなる効率化に努めていく方針です。