山十株式会社、122年を経てリブランディングを実施し新たな100年へ
福岡県北九州市の総合建材商社、山十株式会社が2025年4月に向けて大胆なリブランディングを行うことを発表しました。このリブランディングは、企業ロゴ、タグライン、ウェブサイトなどの全面的な刷新を含むもので、創業から122年を迎えた同社にとって新たな出発点となります。
創業122年の歴史
山十株式会社は1903年に創業し、これまで地域に根差した事業所として多くの顧客から愛されてきました。この度、4代目社長に就任した吉田達哉氏が中心となり、全社員が参加するプロジェクトチームを発足。企業価値を再発見し、地域貢献や事業再構築を通じてブランド戦略を見直しました。
リブランディングの背景
建設業界において「2025年問題」として知られる、団塊世代の大量退職や後継者不足といった課題に直面する中で、山十は「自社の在り方を再定義する必要がある」と感じました。創業当初から大切にしてきた二宮尊徳翁の報徳思想を基盤にしつつ、社員全員が共有できる価値観をブランドメッセージとして言語化。これにより、目指すべき方向性が定まり、一致団結して使命に取り組める環境を整えました。
社員参加型ワークショップの実施
リブランディングプロジェクトの始まりとして、社員によるワークショップを企画しました。レゴ®ブロックを用いた「レゴ®シリアスプレイ®」という手法で、社員たちは自らの内面や価値観を可視化しました。これにより、山十の本質的な価値を再確認し、リブランディングに生かすための基礎を築きました。
リブランディングの内容
パーパス
山十は、特約代理店としての強力な調達力を活かし、最適な提案力を提供することで、安心できる住まいづくりに貢献することを約束しています。窓に特化した専門性は、そのまま新たなブランドの中核に据えられました。
ロゴマークとタグライン
新しいロゴには山十の価値を象徴する「十」が取り入れられ、顧客や地域の皆様との信頼関係を長続きさせる意思が込められています。さらに、タグラインも企業としての約束を明示し、新たなアプローチを示しています。これらは新時代に向けた強いメッセージとなります。
オフィシャルサイトの全面リニューアル
新しいブランドイメージを効果的に伝えるため、オフィシャルサイトもリニューアルされました。建築物の実績や、企業理念である「山十宣言」、事業内容を視覚的に表現する工夫が施されています。また、納品・施工時に使用する資材にも新しいデザインの張り紙を導入し、周知徹底を図っています。
代表取締役 吉田達哉のメッセージ
吉田社長は、このリブランディングの意義について「変えるべきもの・変えてはいけないものを明確に分けた」と強調。創業精神を守りながら、新たなブランドイメージを模索し、全社員が一丸となって山十の価値を探求した成果が今回のリブランディングに繋がったと述べています。今後も建築分野での信頼を得ながら、地域社会に貢献していく方針を示しています。
採用強化中
山十では新卒や経験者の採用を強化しています。自社のイノベーションに共感する方々の応募をお待ちしております。詳細は
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会社概要
山十株式会社は、住宅関連の建材を取り扱い、施工や設備工事など多岐にわたるサービスを提供しています。創業は1903年、設立は1930年。これからも地域貢献を第一に、さらなる成長を目指します。