物流業界に革新をもたらす『ナノ・ストリーム』の導入
株式会社ROMSが開発した小型自動倉庫『ナノ・ストリーム(Nano-Stream)』が、株式会社地区宅便によって導入されることになりました。東京都練馬区の第1・第2ロジスティックスセンターG棟に設置されるこのシステムは、国産のフル内製によるもので、地域の物流効率化が期待されています。
自動化促進の背景
昨今のEC市場の拡大に伴い、物流業界では人手不足や多品種少ロット化などの課題が増大しています。特に、地区宅便が扱う多岐にわたる荷物においては、限られた空間での保管効率の最大化とピッキング作業の生産性向上が求められていました。
そこで、ROMSの『ナノ・ストリーム』が選ばれた理由の一つとして、約200㎡の空間で高密度の保管を実現し、複数荷主の在庫を一括で管理できる点がありました。このシステムの導入により、省スペースかつ効率的な運用が図られます。
導入の詳細
- - 用途: 保管・GTP(Goods To Person)
- - 設置場所: 千葉県、第1・第2ロジスティックスセンターG棟
- - 規模: 約204㎡
- - 稼働開始時期: 2026年7月予定
- - 商材: 複数荷主のEC関連商材
複数荷主の集約管理が可能
これまで地区宅便では、荷主ごとに保管エリアを区画化して在庫を管理し、ピッキング作業を行っていました。しかし、この方法では倉庫全体の利用効率が十分に高まらないことが課題となっていました。『ナノ・ストリーム』は、これを解決するために複数荷主の在庫管理を一元化し、使用床面積を削減しつつ、高効率な運用を実現します。
スムーズな導入が可能
『ナノ・ストリーム』は、わずか100㎡からの導入が可能です。これにより、既存の倉庫運営を止めることなく、スムーズな導入を行うことができます。地区宅便では、天井高4.9mの既存センターに設置できる柔軟性が評価されています。これにより、高密度保管が可能になり、限られたスペースを有効に活用できます。
ピッキング作業の生産性向上
外観が似ている商品が多数ある現場では、目視や人の判断に依存したピッキング作業において、間違いが生じやすくなります。しかし、`ナノ・ストリーム`には、スキャンによる検品機能やプロジェクションマッピングなどの先進的な機能が搭載されており、ヒューマンエラーを最小限に抑えるとともに、正確なピッキング作業を支援します。
地区宅便社長のコメント
株式会社地区宅便の河合秀治社長は次のように述べています。「現行の平面運用では、品質や効率、コスト面での改善に限界が見えてきました。Nano-Streamの導入を通じて、倉庫機能の高度化や安定した運用体制を構築することを目指しています。倉庫機能の立体化や省人化を進めることは、事業の継続や成長にとって重要な取り組みだと考えています。」
このように、株式会社地区宅便は『ナノ・ストリーム』を通じて、物流現場の課題を解決し、さらなる効率化を追求していく意向を示しています。今後の導入による変化が非常に楽しみです。