訪日外国人向けレンタカー運転安全対策、空港周辺で実施開始
訪日外国人向けレンタカーの交通安全対策
日本を訪れる外国人旅行者の増加に伴い、レンタカーを利用する際の交通事故が懸念されています。具体的には、国土交通省が発表したデータによると、外国人の運転するレンタカーによる事故件数は、令和2年の47件から令和7年には212件にまで増加しています。この数値は、訪日外国人による交通安全の重要性を再認識させるものであり、国際免許や外国免許を所持するドライバーに特化した対策が求められています。
新たな安全対策の導入
国土交通省は、これまで行われてきたピンポイント対策の社会実験の成功を受けて、訪日外国人向けの交通安全対策を拡充することを決定しました。特に、訪日旅行者に多く利用される新千歳空港、福岡空港、那覇空港の周辺地域を中心に、主要な観光地へ向かう道路ネットワーク上での取り組みが行われます。具体的には、交差点における事故を減少させるためのさまざまな対策が考えられています。
具体的な取り組み
1. カラー舗装の実施: 右折動線を明示するカラー舗装を用いて、視覚的に運転者を誘導することで、左側通行に不慣れな運転者の混乱を避ける。
2. ラバーポールの設置: 右折後に対向車線に進入するのを防ぐため、ラバーポールを設置し、ドライバーが誤って進入しないようにする。
3. 注意喚起看板の設置: 左側通行への注意を促す看板を設置し、安全意識の向上を図る。
これらの対策は、外国人レンタカー利用者が多い地域を選定し、対象の道路に直轄国道を含めた形で実施されます。具体の地点は、新千歳空港周辺、福岡空港周辺、那覇空港周辺の3地点で、今後実施される予定です。
今後の展望
2023年度中に、夏季の交通データをもとにさらなる分析を行い、対策を追加・見直すことを目指しています。また、観光庁も協力し、安全で安心なレンタカー利用の実態を把握するための調査を行います。この調査結果を基に、交通安全対策の強化や実施地域の拡大が検討されることになります。
国土交通省は、こうした取り組みを通じて、訪日外国人が日本での交通を安全に楽しむための環境を整備していくことでしょう。特に、レンタカー利用者にとって安全は最重要課題の一つですから、今後の動向が注目されます。