京都精華大学プロダクトデザイン学科とタキイ種苗が連携
京都精華大学のプロダクトデザイン学科とタキイ種苗が共に手掛ける「種まく×未来」プロジェクトが注目を集めています。このプロジェクトは、近年の若者の園芸に対する興味を促進するため、様々な取り組みを行ってきました。
その中で生まれたのが、120種類の植物をモノクロで表現したイラストコレクション「葉葉日和(ようようびより)」です。5月9日から始まるこの企画では、タキイネット通販サイトに、誰でも楽しめる美しい植物イラストが公開されます。
「葉葉日和」とは
「葉葉日和」は、ヒマワリやハイビスカスなどの花をはじめ、カリンやコナラなどの果実、さらにはサルスベリやトウカエデなどの幹にもちょっとした視点を当てて、美しさやユニークさを伝えたイラスト集です。中には、ショクダイオオコンニャクやホットリップスといった珍しい植物も含まれていて、観る者に新たな発見をもたらしてくれます。このイラストを通じて、より多くの人々に植物に対する興味を持ってもらえることを願っています。
開発の背景
このプロジェクトの発足にあたったのは、学生たちがどのように若者に園芸の楽しさを伝えられるかを話し合った結果です。実際に学生たちは京都府立植物園で直接植物を観察し、それをもとに植物の形状やユニークさを単色で表現したのです。
コンテンツ制作に関与した学生の一人は次のように語っています。「この授業を通じて、私は植物に対する興味が大いに増しました。何度も植物園に足を運び、実際に目で見た植物の特徴を感じることができ、彼らの不思議な形や魅力に引き込まれました。この作品が、植物好きの皆さんに楽しい体験を提供できたら嬉しいです。」
様々なキャンペーン開催
今後、タキイ種苗は120周年を迎えることを記念し、イラストを利用したグッズを製作する予定です。公開される壁紙のダウンロードサービスや、当日に来場すれば手に入る記念品など、盛りだくさんのイベントも企画されています。
「葉葉日和」は、2025年5月9日に公開され、タキイ種苗通販サイトでダウンロードが可能です。更に、120周年記念ガーデニングフェスタが行われる京都府立植物園では、特別な手ぬぐいが配布されることになっています。参加を希望する方は、会員証の提示が必要です。
今後も京都精華大学とタキイ種苗のコラボレーションから新たなプロジェクトが生まれることに期待が寄せられています。若者たちが園芸の楽しさに触れ、植物の魅力を存分に楽しむことができる素敵な機会となるでしょう。