山形県南陽市は、元日本銀行総裁の結城豊太郎の功績を称え、その想いを未来へ繋ぐため、クラウドファンディングを実施することを発表しました。
今回のプロジェクトは、結城豊太郎記念館にある「臨雲文庫」の表門の修繕と、結城豊太郎の功績を広く伝えるためのパンフレット作成を目的としています。
結城豊太郎は、日本経済の最前線で活躍した人物として知られています。東京帝国大学卒業後、日本銀行に入行し、その後、重要な役職を歴任しました。42歳という若さで日銀理事に就任したことは、彼の卓越した能力を示すエピソードとして語り継がれています。
結城豊太郎は、日本経済への貢献だけでなく、故郷である南陽市の発展にも尽力しました。私財を投じて教育施設や上水道整備を進め、郷土の活性化に貢献したのです。
「臨雲文庫」は、結城豊太郎が人材育成のために創設した施設です。その入口である「表門」は、第9、11代日銀総裁である井上準之助が所有していた島津家ゆかりの門を譲り受けたもので、結城豊太郎の「郷土の青年達が自身の志を育むための無言の教育」という想いが込められています。
現在、表門は南陽市指定文化財に指定され、多くの来館者を迎えています。しかし、移築から90年が経過し、門の劣化が進み、特に門扉は修繕が必要な状態です。
今回のクラウドファンディングでは、この貴重な表門を修繕し、後世に継承していくことを目指しています。また、同時に、結城豊太郎の人物像や功績をより深く理解できるパンフレットを作成し、多くの人に彼の想いを伝えていきます。
プロジェクトへのご支援は、結城豊太郎の想いを未来へ繋ぐことに繋がるだけでなく、南陽市の文化遺産の保存にも貢献します。ぜひ、このプロジェクトにご参加ください。
【募集概要】
募集金額: 200万円
募集期間: 2023年7月1日(月)~9月29日(日)
事業内容:
①井上準之助邸から移築した島津家ゆかり「臨雲文庫表門」の修繕
②結城豊太郎を後世に伝えるパンフレット作成
詳細はこちら:
ふるさとチョイス https://www.furusato-tax.jp/gcf/3072