フォーバルと長崎国際大学が協定を締結
2024年12月16日、株式会社フォーバル(本社:東京都渋谷区)と長崎国際大学(以下、長崎大)が包括連携協定を締結した。この協定は、双方が持つ目標や理念に基づき、特にデジタルトランスフォーメーション(DX)や環境・社会・ガバナンス(ESG)経営の理解を深めることを目的としている。これにより、教育や地域社会における新たな取り組みが期待されている。
協定締結の背景と目的
フォーバルと長崎大は、昨年からDX推進に向けた公開講座などを通じて協議を重ねてきた。フォーバルが提供した講座は高い評価を得ており、正課目講義や特別講座の実施が検討されるようになった。さらに、長崎大において予定されている未来理工学部の新設により、データサイエンス分野における連携も強化される見込みだ。
協定の具体的な内容
協定の中では、主に以下の項目で連携が図られることが決まった。
1.
GDXおよびESG経営の理解促進:学生がこの2つの概念に対する理解を深めるための支援を行う。
2.
インターンシップ事業:学生に実務経験を提供し、企業とのつながりを強化する。
3.
DXアドバイザー資格取得支援:関連資格を得るためのサポートを提供。
4.
データ活用に関する教育機会:企業のデータ活用やデータサイエンスに関連する講座の提供。
5.
教育・学術研究の推進:双方の教育機関としての役割を果たし、研究協力を強化。
6.
地域社会の活性化:地域に貢献する事業の推進。
地域貢献のビジョン
長崎国際大学の学長、中村誠司氏は「地域から愛される大学」であり続けるため、産学連携は欠かせない要素であると強調している。また、2027年の未来理工学部新設に伴い、フォーバルとのさらなる連携が望まれている。
フォーバルの上席常務執行役員である大隈富士夫氏は、協定を通じて「地域社会に貢献できる人材の育成」を目指し、連携を強化していく意向を示した。彼はまた、地域活性化を目的にGDX人材の育成とESG経営の理解促進が重要であることを述べ、その実現に向けた取り組みに期待を寄せた。
フォーバルの理念と取り組み
フォーバルは、「新しいあたりまえ」で新しい世界を創ることを理念に掲げ、ESG経営の可視化や地域創生に向けた取り組みを行っている。特に中小企業に対するコンサルティングに注力しており、政府の方針に従った支援を強化している。日本国内でのDX・GX人材育成を通じて、地元経済を活性化させる循環を図っている。
まとめ
フォーバルと長崎国際大学の包括連携協定は、教育と地域発展を結ぶ重要な一歩である。両者が協力し合えば、新たな知識や技術を地域に生かし、持続可能な発展を実現することが期待される。今後の双方の活動に注目が集まる。