株式会社関通が始める外国人技能実習生の取り組み
近年、日本の労働市場は多様性を求められています。その中で株式会社関通は、物流業務のさらなる発展を目指し、外国人技能実習生の採用を開始しました。本年6月には、ミャンマーから男性10名、女性9名の実習生19名を迎え入れ、彼らには日本での5年間の研修を通じて、日本の物流業務を学んでもらいます。
この取り組みは、荷物の出荷量やクライアントの増加に対応するため、国内外からの人材確保に力を入れた結果です。実習生たちは、日本での研修で学んだノウハウを母国に持ち帰り、今後の活躍に繋げていくことが期待されています。また、株式会社関通にとっても、5年間の雇用を確保することで安定した運営が見込まれるため、双方にとって価値ある取り組みとして評価されています。
充実した日本語教育により円滑な業務遂行が可能に
実習生たちは、日本に来る前にミャンマーにて1000時間の日本語教育を受けています。これにより、日常的な会話はもちろん、会社の経営理念を暗記するレベルに達しています。これが功を奏し、入社当日から即戦力として活躍できる状態で、日本に渡航しました。実際、入社から約1か月が経過した現在、彼らはミスを出すこともなく、業務をこなしており、作業速度も現場平均と大差ありません。中には、平均を上回るスピードで働く実習生もいるほどです。
業務改善への取り組み
関通は、外国人実習生の受け入れをスムーズに進めるために、業務の簡素化や改善に日々努めています。特に、ハンディターミナルを用いた正確な作業指示の体制を整え、実習生たちが自分で判断しなくとも正確に作業できる環境を構築しています。このような取り組みが、結果的に業務の効率化に寄与しています。
将来に向けて
関通は、この外国人技能実習生の採用に対して今後も継続的に取り組んでいく意向を示しています。現在、来年6月入社を目指して、ミャンマーでの面接を進めています。このような採用活動は、物流業界の発展とともに、国際的な人材育成の一環とも言えるでしょう。
会社の紹介
株式会社関通は、大阪府東大阪市に本社を置き、月間250社様の配送センターを15拠点で運営しています。通販物流や法人物流など、多岐にわたる物流サービスを通じて、円滑なサポートを提供しております。総従業員数は約600名で、今年で創業32年を迎えます。
関通は、物流改善や業務の効率化情報を、ブログやメルマガ、Facebookなどを通じて発信しています。今後の展開にも注目です。