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一般社団法人青母連（セイボレン）は、2023年7月20日に設立され、新年度を迎えるにあたって新入生や新社会人に向けた注意喚起を行っています。この警告の背景には、悪質なホストクラブによる高額な売掛金トラブルが多発している現状があります。相談件数は日々増加しており、特に18歳から25歳の女性の被害が目立っています。近年、民法により成人年齢が引き下げられたことがこの傾向に影響を与えているとされ、20歳前後の女性が特に狙われているためです。

統計データによると、2023年3月末時点での全体相談者数は343名で、そのうち185名の年齢が公表されています。また、売掛額に関しては総額4億143万円以上となっており、その中には関東地域からの相談が圧倒的に多いことが分かります。特に新宿・歌舞伎町はホストクラブが集中しており、地域特性が犯罪の温床を作っています。歌舞伎町には、約300店舗のホストクラブがあり、各店舗に約20人のホストが在籍していると推定されるため、少なくとも6,000人のホストがいると言われています。

監視体制の強化むなしく、悪質な手口を駆使して稼ぐホストたちは依然として新たな形で女性を狙っています。4月から新宿区歌舞伎町では売掛金をゼロにするとの宣言がありましたが、それでも女性を対象にした搾取は続いており、報告される事例では娘と連絡が取れなくなるなど深刻な問題が発生しています。これに対し、ホストクラブは女性に対して自身の日常を報告することを拒否しているケースが多く、被害を受けている家庭においてはコミュニケーションの断絶が生じています。

このような状況を受けて、青母連は新年度の新入生や新社会人に対し、注意を呼びかけています。相談者からの視点は、常に注意を払い、疑念を抱いた場合はすぐに信頼できる相談機関に連絡することが重要です。特に、新たな環境で活動を始める若者たちには、自身の身を守るための意識を高め、危険を未然に防ぐ手立てを講じてほしいと強調しています。悪質ホストクラブの存在は衰退する様子を見せていませんが、警戒心を持つことで被害の拡大を防ぐことができると信じています。

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