新たな観点で地域の魅力を探る | 食と工芸展の開催
静岡市の心臓部、駿河区丸子に位置する「駿府の工房 匠宿」が、2026年11月20日から29日まで、地域の魅力を食の視点から再発見する企画展「食と工芸」を開催します。この特別な展示は、地域の素材や技術、そして職人の想いを掘り下げ、食と工芸が交差する新たな表現を提案します。
「食と工芸」展の背景
2021年のリニューアル以来、駿府の工房 匠宿は工芸と食を結びつける場として進化してきました。工芸体験教室、カフェ、ショップを併設し、地域住民が集まるクリエイティブな空間を提供しています。さらに「工芸村構想」により、100人の工芸の弟子育成を目指し、週末には多彩なイベントが開催されています。
今回の企画展は、移転してきた創作フレンチレストラン「Simples」のシェフ井上靖彦氏と、鷲巣恭一郎氏が展開する「お茶染めWashizu.」のコラボレーションによって成り立っています。それぞれが工芸を新たな観点で捉え、食と工芸が織り成す地域の可能性を広げます。
展示の見どころ
本展では、井上氏が地域で入手した食材や技術を通じて、工芸の新たな側面を探ります。特に、井上氏の料理の感性と職人の技術が組み合わさることで、展示作品に新たな価値が生まれます。シェフとしての経験を持つ井上氏が考案するメニューは、工芸に強く根ざしたものになります。
特別企画「食と工芸」ツアー
企画展に連動した特別イベントも用意されています。全4回の「食と工芸」ツアーでは、参加者は駿河漆器の職人による粉貝のお箸作りを体験した後、自身が作成したお箸を用いて「Simples」のシェフによる試食を楽しめる内容となっています。工芸の魅力を職人が丁寧に伝える貴重な機会です。
トートバッグ「Re:SENSE」の受注販売
また、展示の思い出を持ち帰るためのトートバッグ「Re:SENSE」の受注販売も行われます。このバッグは、展示を訪れた記念にぴったりのアイテムです。
井上靖彦とは
「Simples」のオーナーシェフである井上氏は、20歳から料理の世界に足を踏み入れ、東京やフランス、イタリアで研修を受けた経験があります。その後、静岡市に落ち着き、地域の素材を活かした料理を提供しています。地物の野菜や魚を使ったメニューは多くのファンに支持されています。
鷲巣恭一郎とは
鷲巣氏は、静岡の伝統的なお茶染めの技術を受け継ぎ、地域の素材を使った染色を追求しています。近年は、世界的な展示にも参加し、地域工芸の発展に貢献しています。
開催概要
展覧会名:暮らしを彩る地域 泉ヶ谷の可能性 - 食と工芸
会場:駿府の工房 匠宿・伝統工芸館
開催期間:2026年11月20日(金)~11月29日(日)
入館料:無料
営業時間:9:30~17:30(火曜定休)
この企画展は、静岡市の地域に根付く文化を通じて、訪れる人に新鮮な発見や体験を提供する機会となることでしょう。ぜひ、目の前で展開される「食と工芸」の魅力に触れてみてください。