ボウイの浮世絵
2018-10-24 18:02:08
大英博物館にひと際の輝きを放つデヴィッド・ボウイの現代浮世絵
大英博物館に展示されるデヴィッド・ボウイをテーマにした浮世絵
UKIYO-E PROJECTの最新作として、デヴィッド・ボウイを題材にした現代浮世絵が登場しました。本作品は、かつての音楽シーンに多大な影響を与えたボウイの姿を、江戸時代の浮世絵技術を用いて現代に再現しています。特に、ロンドン出身の著名な写真家であるテリー・オニールやブライアン・ダフィの撮影によるボウイの写真を基にした作品で、見ごたえ十分です。
このプロジェクトは、2018年6月23日から限定数が販売され、人気を博してきました。しかし、特筆すべきは、その作品が世界的な文化の宝庫である大英博物館に収蔵されている点です。大英博物館は、約800万点の収蔵品を誇る巨大な国立博物館で、日本の浮世絵を含む数多くの美術品が展示されています。
浮世絵プロジェクトからの発信
UKIYO-E PROJECTは、主に浮世絵職人たちの技術を現代に受け継ぐために立ち上げられたプロジェクトです。2014年から始まり、以来さまざまなアーティストとのコラボレーションを行っています。浮世絵の「浮世」は「今」という意味であり、江戸時代から続くアートのスタイルを現代のスターや文化に結びつける試みが行われています。
第一弾としてはロックバンドKISS、第二弾ではアイアン・メイデンとのコラボレーションを発表しており、今回のボウイとの作品が第3弾となります。日本の伝統技術を駆使しながら、現代のアイコンを表現した作品は、浮世絵の新たな時代を切り開いています。
特に注目の作品として、「出火吐暴威変化競『竹沢藤次』」があります。こちらは、テリー・オニールの「ダイアモンド・ドッグズ」にインスパイアされたもので、ボウイの動きが曲芸師竹沢藤次と結びつけられています。また、もう一つの作品「出火吐暴威変化競『鬼童丸』」は、ブライアン・ダフィの「アラジン・セイン」をテーマにしており、伝説の鬼童丸とボウイの魅力が融合しています。
浮世絵アートに込められた思い
これらのアートには、浮世絵の職人たちが注いだ情熱と技術が詰まっています。絵師の石川真澄、彫師の関岡裕介、摺師の伊藤達也など、各プロフェッショナルたちが半年をかけて丁寧に制作しています。それぞれの作品は、480mm×340mmというサイズで、価格は108,000円(税込)が設定されています。
一つ一つがリミテッドエディションであり、収集者にとっては貴重な存在となることでしょう。また、UKIYO-E PROJECTは、今後もさらなるエキシビションを予定しており、ウィーンでの展示も控えています。
まとめ
デヴィッド・ボウイを題材にした現代浮世絵は、伝統文化と現代音楽の架け橋を形成し、見る者に新たな視点を提供しています。大英博物館での展示を機会に、浮世絵の魅力を再発見し、文化の多様性を楽しむことが求められています。ぜひ、これを機に大英博物館を訪れ、多くのアートに触れてみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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株式会社三井ミュージック
- 住所
- 東京都江東区富岡1-26-18田崎ビル3F
- 電話番号
-
03-5245-3213