東京建物、バンコクにて新たな住宅プロジェクト進行中
東京建物株式会社は、タイの現地法人「Tokyo Tatemono (Thailand) Ltd.」(通称:東京建物タイランド)を介して、タイ・バンコクにて新たに二つの分譲マンション開発事業に参画することを発表しました。
このプロジェクトは、タイの著名なデベロッパー「SC Asset Corporation Public Company Limited」(以下、SC社)と共同で進めており、具体的には「Reference Ekkamai(リファレンス エカマイ)プロジェクト」と「Reference Kasetsart(リファレンス カセサート)プロジェクト」の二つです。
バンコクの安定的な住宅需要
バンコクは観光業に支えられた安定的な経済成長を遂げており、都市部での人口増加、中間層や富裕層の拡大が見込まれています。特に、バンコクとその周辺地域では商業施設が十分に整備され、鉄道の延伸による利便性向上も期待されています。こうした状況から、今後さらに住宅需要が高まることが予想されます。
このプロジェクトでは、外国人にも人気が高い「エカマイ」エリアや、国立カセサート大学近くの「カセサート」エリアにて分譲マンションが開発されます。特にエカマイは、駐在員にとって魅力的な住環境が整っており、SC社はそこで高品質の住宅を提供しています。
プロジェクト概要
1. Reference Ekkamai(リファレンス エカマイ)プロジェクト
このプロジェクトは、「Phrom Phong(プロンポン)」駅から2駅の「Ekkamai」駅近くに位置し、高い利便性と落ち着いた住環境を提供します。周辺にはスーパーマーケットや商業モールが揃い、複数の医療施設やインターナショナルスクールも近在しています。バンコクで働く日本人などの駐在員にとって、非常に住みやすいエリアとなっています。
- - 所在地: タイ王国バンコク都ワッタナー区
- - 敷地面積: 約3,876㎡
- - 交通: BTSスクンビットライン「Ekkamai」駅から徒歩13分
- - 延床面積: 33,522㎡
- - 構造・規模: 鉄筋コンクリート造・地上44階、地下1階
- - 建物用途: 住宅(396戸)
- - 竣工予定: 2027年
2. Reference Kasetsart(リファレンス カセサート)プロジェクト
この物件はバンコク中心部から北へ約20kmの位置にあり、BTSスクンビットライン「Kasetsart」駅とSRTレッドライン「Bangkhen」駅の二つの交通アクセスがあります。2027年には新しいMRTブラウンラインの駅開業が予定されており、その際にはさらに便利な交通手段が増える見込みです。
近隣には総合大学である国立カセサート大学が存在し、日常生活の利便性が高いエリアです。
- - 所在地: タイ王国バンコク都チャトチャック区
- - 敷地面積: 約4,099㎡
- - 交通: BTSスクンビットライン「Kasetsart」駅から徒歩18分、SRTレッドライン「Bangkhen」駅から徒歩15分
- - 延床面積: 22,700㎡
- - 構造・規模: 鉄筋コンクリート造・地上21階
- - 建物用途: 住宅(381戸)
- - 竣工予定: 2027年
共同事業者、SC社について
SC Asset Corporationは、東京建物がタイで共同で推進するパートナー企業であり、都心部での高品質な住宅開発に定評があります。現在、他に4つのプロジェクトをSC社と共同で進めており、今後も様々な新規プロジェクトにおいて協力していく方針です。
ストラテジックな海外展開
東京建物は、現グループの中期経営計画において「海外事業の成長」を重視しています。特に分譲マンション事業を中心に、新規事業機会を探るために現地の有力パートナーと協力し続けます。タイにおいては、既に既存の分譲マンション開発やオフィスビル、物流施設の開発を進めており、今後も新たな事業展開を視野に入れています。これにより、東京建物は国内外でのビジネス機会を追求し続けます。
バンコクの住宅マーケットは今後益々活況を呈することでしょう。東京建物の新たな取り組みには強い期待が寄せられています。