M&Aの日調査結果
2024-12-10 12:30:00

M&Aの日に実施された調査が示す経営者たちの譲渡選択

M&Aの日に実施された調査が示す経営者たちの譲渡選択



12月10日の「M&Aの日」に合わせて、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社が実施した調査では、105名の会社を売却した経験を持つ経営者たちの意見を集め、M&Aを通じた事業承継の実態が明らかになりました。今回はその調査結果や経営者の意識に迫ります。

調査の概要


この調査は、インターネットを通じて行われ、2024年11月25日から26日の間に実施されました。調査対象は、実際に事業を譲渡した経験を持つ代表取締役105名です。調査の目的は、M&Aを事業承継の手段として利用する経営者の実態を把握することにあります。

調査結果のハイライト


支援機関の活用率


調査によると、74.3%の経営者が何らかの支援機関を活用しており、その中でもM&A仲介会社が29.5%で最も多いことが報告されました。また、支援機関を選ぶ際の重視ポイントには、43.2%の経営者が「マッチング力」、40.7%が「業界での知名度」を挙げており、ブランド力が選定基準の一つであることが伺えます。

後継者の有無とM&Aの選択


興味深いことに、調査参加者の半数以上には後継者候補がいる中でM&Aを選択しています。その理由の多くは、49.1%が「後継者候補の経営継続意欲が欠如」と回答しており、経営の先行きに不安を抱えていることが反映されています。

買い手の選定基準


買い手企業を選ぶ際の基準では52.4%が「従業員の雇用や待遇の維持向上」を最も重視していることがわかりました。これは、経営者が自分自身の利益よりも社員の将来を優先して考えていることを示しています。

事業承継への満足度


調査の結果、M&Aによる事業承継に対する満足度は高く、80%以上が何らかの満足を感じていると回答しました。特に、36.2%の経営者は譲渡した企業で役員として継続しているという結果も興味深いです。

今後のM&Aの質に期待


M&Aを通じた事業承継についての調査結果から、経営者たちが従業員や後継者の将来を重視している姿勢が浮き彫りになりました。特に、支援機関としてのM&A仲介会社の役割は重要であり、今後のトラブルを防止するための公正なM&Aの実施が求められています。

結論


M&Aキャピタルパートナーズの調査によって、経営者たちのM&Aに対する実態や意識が詳らかになりました。譲渡先の選定や後継者の意欲など、経営者が様々な要素を考慮し、事業承継を進めていることが明らかになった今後のM&Aの動向に注目が集まります。これからの2025年には、さらなる質の向上が期待されるでしょう。


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会社情報

会社名
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社
住所
東京都中央区八重洲2-2-1東京ミッドタウン八重洲セントラルタワー36階
電話番号
03-6770-4305

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