GMOサイバーセキュリティとSB C&Sの新たな提携
2025年1月29日、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社(以下GMOサイバーセキュリティ)とSB C&S株式会社(以下SB C&S)は、販売代理店契約を締結しました。この契約により、両社は企業のサイバーセキュリティを強化するための新たな一歩を踏み出します。第一弾として、GMOサイバーセキュリティが開発したアタックサーフェスマネジメントツール「GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASM」の提供が発表されており、企業のセキュリティ対策に寄与することが期待されています。
背景と目的
現在、情報通信技術の発展によってインターネットを通じたサイバー犯罪が急増しています。特に、VPN機器の脆弱性を突くサイバー攻撃や、サプライチェーン攻撃といった大規模なインシデントが相次いで報道されています。このような状況において、企業のサイバーセキュリティ対策は急務となっています。GMOサイバーセキュリティは、高度な技術を持つホワイトハッカーを多数擁し、革新的なセキュリティソリューションを提供していますが、より多くの企業にそのサービスを届けるためには信頼できるパートナーが必要でした。
一方、SB C&SはITディストリビューターとしての豊富な経験と強力な販売ネットワークを持ち、多くの先進IT製品やサービスを手がけています。この度の契約により、両社はそれぞれの強みを生かし、多くの企業に対して効果的なサイバーセキュリティ技術を提供することが可能になります。
GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASMの特徴
新たに導入される「GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASM」は、ユーザーが簡単に使用できる国産のアタックサーフェスマネジメントツールです。登録された社名やサービス情報をもとに、攻撃対象となる可能性があるWebサイトやネットワーク機器を特定し、定期的なセキュリティ診断を通じて、自社のIT資産のリスクを可視化します。このプロセスにより、企業は自らのセキュリティ状況をリアルタイムで把握し、改善に向けた具体的なアクションを講じることが可能になります。
今後の展望
GMOサイバーセキュリティとSB C&Sは、今後SB C&Sが全国に展開する約13,000社の販売ネットワークを活用して、GMOサイバーセキュリティの優れたサービスを広めていく予定です。これにより、様々な業種の企業が最新のセキュリティ技術にアクセスできる環境が整います。
代表取締役CEOの牧田誠氏は、「SB C&Sとのパートナーシップを通じて、さらに多くの企業へ高度なセキュリティ対策を提供し、安全なインターネット環境の構築に貢献したい」と語っており、両社の連携による新たなセキュリティサービスへの期待が高まります。
一方、SB C&Sの執行役員伊藤孝太氏も、「GMOサイバーセキュリティ由来の優れた技術を活用し、企業の安全なIT環境の実現に向けて全力を尽くす」とコメントしました。
まとめ
GMOサイバーセキュリティ byイエラエとSB C&Sの提携によって、企業は最新のサイバーセキュリティ対策を受けられる新しい機会を得ました。今後のサービス提供を通じて、多くの企業が安全で信頼できるビジネス環境を整備できることが期待されます。