住友金属鉱山が農業向け新技術を初披露
住友金属鉱山株式会社は、10月1日から3日まで千葉市の幕張メッセで行われる「農業WEEK」に出展します。同社は、太陽光のコントロールを可能にする最新の素材技術「SOLAMENT®」(ソラメント)を活用した新しい農業向けコンセプトモデル「HOPE WEAR for Farm」を初めてお披露目します。さらに、遮熱ネット「SOLAMENT AgriCool Shade™」も展示され、農業従事者の労働環境改善に貢献することが期待されています。
SOLAMENTの魅力
SOLAMENTは、住友金属鉱山が特許を保有している近赤外線吸収ナノ微粒子技術で、可視光を透過させつつ、熱を生じさせる近赤外線を効果的に吸収するための素材です。この機能により、遮熱や発熱の特性を持つ製品が開発されています。特に農業においては、過酷な気候条件下での作業効率向上や作物の健康保持に寄与することを目指しています。
HOPE WEAR for Farmの紹介
「HOPE WEAR for Farm」は、農業現場での暑熱対策を目的とした屋外作業服のコンセプトモデルです。このユニークな作業服は、内蔵されたファンによって空気を取り入れ、生地と肌の間に空間を創り出すことで、SOLAMENTによる遮熱効果を最大限に引き出します。これにより、農業従事者は快適な環境で働くことが可能になり、熱中症のリスクを軽減します。
SOLAMENT AgriCool Shadeの特徴
また、展示される遮熱ネット「SOLAMENT AgriCool Shade」は、農業用に特化した製品で、他社と共同開発されたサステナブルな商品です。このネットは、青天張としてすでに国内外で使用されています。遮熱性能はもちろんのこと、透光性や通気性も兼ね備えているため、温暖多湿な環境においても農作物の成長を助け、労働環境を改善することが期待されています。
農業現場の課題解決を目指して
住友金属鉱山は、展示を通じて、近年深刻化する気候変動や労働環境の問題に対する具体的な解決策を提示し、農業従事者を支援する意向を表明しています。今回の出展は、持続可能な農業を実現するための第一歩であり、今後の展開が非常に楽しみです。
出展概要
- - 名称: 第15回 農業WEEK(J-AGRI)
- - 会期: 2025年10月1日(水)~3日(金)
- - 会場: 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
- - ブース: 33-28
公式サイト(農業WEEK):
https://www.jagri-global.jp
SOLAMENTに関する詳細:
https://crossmining.smm.co.jp/solament/