日本女子大学が欧州名門校と連携拡大
日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)は、新たな国際交流プログラムを開始し、学生たちにさらなるグローバルな教育機会を提供します。2023年10月、同大学の建築デザイン学部および大学院の建築デザイン研究科は、ブリュッセル自由大学とミラノ工科大学との間で部局間協定を締結しました。この協定により、学生たちは修士課程において交換留学が可能となります。
日本女子大学の建築デザイン学部と研究科は、2024年4月に設立された新しい部門であり、国際的な教育の提供に力を入れています。すでに7月にはアメリカのシラキュース大学とも協定を結び、多様な国際経験を学生に与える取り組みを進めています。これにより、学生は住居や建築、都市づくりにおいて、世界的な視野を持つ専門家として成長することが期待されています。
ブリュッセル自由大学とミラノ工科大学について
その中でも特に注目すべきは、ブリュッセル自由大学(学長:アネミー・シャウス)です。この大学は1834年に設立され、長い歴史を持つ国立大学です。キャンパスは多文化的で、海外出身の学生や研究者が大勢集まる環境が整っています。このような環境は、国際対話を重視し、世界のさまざまな場所で築かれた知識や文化が交わる場所でもあります。
ミラノ工科大学(学長:ドナテッラ・シュート)は1863年に設立され、工学やデザイン、建築分野での高い評価を受け続けています。特にQS世界大学ランキング2024年版では、イタリアで第1位、世界で111位に位置付けられています。この大学はアート&デザイン、建築学などの分野において非常に優れたプログラムを提供しており、世界中から多くの優秀な学生が集まっています。
日本女子大学のグローバリゼーション推進
篠原学長は、今回の協定締結を喜び、「ブリュッセル自由大学、ミラノ工科大学との学術的な連携が一層深まることを期待しています。また、留学を通じて多様な学びを学生に提供し続ける所存です」とコメントしています。これにより、日本女子大学はさらに国際性を高め、学生たちに多文化の理解や、国際的な協働を促進する教育を実現しています。
日本女子大学建築デザイン学部では、「建築でかなえられることのすべてを。」を掲げ、住居学や建築学の観点から、包括的に生活環境をデザインできる専門的な人材を育成しています。学生たちは新しい価値を創造する能力を養い、未来の都市づくりに貢献できる力を身につけています。
未来を見据えた展開
今後も日本女子大学は、国際的な視野を持つ教育の展開を進め、学生に世界で通用する専門知識を授けることを目指します。2025年度には食科学部の開設を予定し、教育の多様化を進めていく方針です。2014年から始まった大学改革を通じて、新しい世代のリーダーを育成し、社会に貢献できる人材を輩出する意欲を持ち続けています。詳細は日本女子大学の公式ホームページを訪れることで確認できます。
ブリュッセル自由大学
ミラノ工科大学
日本女子大学 建築デザイン学部
日本女子大学 建築デザイン研究科