「第2回工務店アフター実践会」OB顧客対応の真髄を学ぶ

第2回工務店アフター実践会の開催

2023年11月6日（水）、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会（JGBA）が「第2回工務店アフター実践会～OB顧客対応術～」を開催しました。このイベントには、会員及び未会員を含む85名が参加し、リアルとオンラインで行われました。

セミナー概要

前回の「工務店アフター実践会」が非常に好評だったことを受け、本回も新たな知見を提供することを目的として企画されました。特に、OB顧客へのアフターフォローを深堀りし、株式会社創建の吉村卓也社長が自身の実践例を基にお話ししました。

媒介にあたる新たな取り組み

吉村社長は、OB顧客からのニーズをさらに掘り起こすための手法として、社長直通の相談窓口「社長直通110番」を設置したことや、10年度から提供された「無料リフォーム」の取り組みなどを紹介しました。特に、2011年から2019年までのこのサービスは、顧客満足度の向上に寄与し、多くの信頼を得る結果となりました。また、23年からは外壁塗装サービス「創建ペイント」も開始し、これまでの失敗を学びとして新たな事業展開を実施しています。

家ドッグサービス

さらに、吉村社長は「住宅のかかりつけ医」としての役割を目指した「家ドッグ」の取り組みを解説しました。これは、定期的な点検を実施することで、住宅の維持管理が重要であることを伝え、顧客との信頼関係を築く試みです。

トークセッションの実施

セミナーの後半では、株式会社リフォーム産業新聞社の福田善紀取締役とのトークセッションが行われました。ここでは、実際のクレーム対応や収益確保、人材育成についての具体的な事例が共有されました。特に、若手の苦労話を交えながら行われたロールプレイングの話題は、参加者にとって非常に参考になったと感じました。

グループ交流会

セミナー終了後には、参加者同士の交流の場として懇親会が設けられました。ここでは、互いの知識を交換し、新たなビジネスチャンスを見出す貴重な機会となりました。

創業からの歩みと今後の予定

株式会社創建は1983年に設立され、当初から戸建て住宅に特化した事業を徐々に拡大してきました。特に、維持管理の専門会社を設立し、アフターメンテナンスに注力していることが特長です。2024年も、JGBAは様々なテーマを取り上げたセミナーや勉強会を予定しています。12月13日には、「アップサイクルを通じた企業価値向上に関する勉強会」も企画されております。

今後もJGBAは、工務店やビルダーのためにリアルな学びの場を提供し続け、業界全体の活性化を目指しています。

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