アルツハイマー病リスク検査、血液1滴で早期診断が可能に

アルツハイマー病リスク検査サービスが始まる

株式会社SEGNOS（セグノス）は、次世代のアルツハイマー病リスク検査について新たなアンケート調査を実施します。この検査では、独自の高感度検査技術「ThermaLISA法」を用いて、血液1滴からアルツハイマー病の早期リスクを検出します。

アンケート調査の概要

このアンケート調査は、2024年11月11日から開始されます。調査の目的は、自宅で可能な「血液1滴でのアルツハイマー病の早期リスク検査」に対する関心を探ることです。具体的には、どのような点が重要視されるのか、そして年齢や地域、年収などの要因を分析し、利用者のニーズを把握することにあります。

調査結果は、当社の公式ウェブサイトやインスタグラムで公開予定です。参加者は、今後のサービス提供に向けた重要な意見を共有する機会となります。

SEGNOSとはどのような企業か

SEGNOSは、千葉市に本社を置くベンチャー企業で、2024年に独立した新しい形態の法人です。その対象とするのは、未病の段階において低侵襲な方法で病気を発見し、早期治療を可能にすることです。特に、アルツハイマー病の早期診断に特化した技術を開発し、より多くの人々に手の届く医療サービスを提供したいと考えています。

ThermarLISA法の詳細

ThermaLISA法は、Therma-Maxという磁性ナノ粒子を基にした新たな診断技術です。この技術は、液体サンプルから病気に関連するタンパク質や病原体を高感度で検出するもので、従来の診断法と比べて感度が数十倍から数百倍向上し、血液一滴の検査が可能となります。

このアプローチは、従来の診断方法が抱える検査場所の制約、高侵襲性、高コストの問題を解消するための革新的な解決策です。

アルツハイマー病の早期診断の重要性

現在、日本には462万人ものアルツハイマー病患者がいると推計されており、2025年には700万人に達する見通しです。特にアミロイドベータが脳内に蓄積することで病気が進行しますが、早期発見と早期治療が鍵となります。進行抑制薬の効果が期待される中、早期に検査を受けることが重要です。

SEGNOSは、これまでの診断方法では限界があった早期のアルツハイマー病発見を可能にし、希望の光をもたらすことを目指しています。