永代供養と利用者の安心
最近、永代供養墓や納骨堂の選択肢が増える中で、契約後の管理やサービスが不十分なケースが問題視されています。これまでの多くの墓地の契約では、一度契約を訂結した後、関係が薄れがちで、利用者から不満の声が寄せられることも少なくありません。そこで、東京都港区の実相寺青山霊廟を運営するせいざん株式会社は、運営を支える新たな仕組みを導入し、契約から10年以上経過した利用者の満足度が8割に達するとの調査結果を発表しました。この満足度を支える要因は何なのでしょうか。
満足度調査の結果
せいざんが実施した調査によれば、契約者53名のうち、なんと不満を感じている回答者はゼロという驚きの結果が出ました。特に契約からの年数が長くなるほど、「とても満足」とする利用者の割合が上昇し、契約10年以上という長期間のユーザーの80%が最高評価を与えています。これには、施設のハード面ではなく、温かなスタッフの対応や、定期的な参拝を促す環境作りが大きく影響していることがわかります。
経年優化の概念
この現象は、実相寺青山霊廟独自の設計思想の下で生まれた「経年優化」と呼ばれます。この考え方は、契約後に禁断の関係を築くのではなく、運営と利用者の継続的なつながりを重要視しています。調査結果からは、スタッフの丁寧な対応が84.9%、参拝の習慣化が71.7%という高い数字を示し、利用者がこの寺院を「生活の一部」として捉えていることが伺えます。
スタッフの対応が重要
実際、調査の自由記述では、スタッフへの感謝の言葉が多数寄せられ、「お世話になっている」といった温かい声が並びました。特に、スタッフが個別のニーズに対して柔軟に対応していることが、利用者の満足度を高めています。これにより、寺院と利用者との間に信頼関係が生まれ、安らぎを感じられる存在となるのです。
参拝習慣の形成
また、経年優化を実現するためには、環境整備も欠かせません。せいざんでは、利用者が訪れやすい清潔感のある参拝環境を整えており、これが参拝の習慣化に寄与しています。常に清掃が行き届いていることや、季節ごとの花が飾られていることが、利用者にとっての安心感に繋がります。
これからの運営
せいざんは、「売って終わり」ではなく、契約者と長期的な関係を築くことの重要性を再認識する必要があると考えています。そのため、契約後の顧客満足度を高めるための運営設計を積極的に推進し、寺院経営の新しい形を模索していく意向を示しています。これからも、せいざんは永代供養付きのお墓の在り方を見直し、安心して故人を偲ぶことのできる場所を提供し続けることでしょう。
【実相寺青山霊廟について】
所在地:東京都港区北青山2-12-9
形態:多段・仏壇式納骨堂(屋内完結型)
運営:宗教法人 実相寺
【せいざん株式会社について】
所在地:東京都品川区東五反田5-22-33 TK池田山ビル2階
事業内容:永代供養墓・納骨堂・樹木葬の企画・プロモーション、運営支援