ペルー国境足止め日記とは
2025年12月30日、株式会社ワニブックスから新たに発売される電子書籍『ペルー国境足止め日記』。著者はミユキという名の旅するグラフィックデザイナーで、この本では彼女が異国ペルーの地で経験した日常の一幕を描写しています。
旅の始まり
本書の始まりは2020年の3月、コロナウイルスの影響で訪れた中南米旅行中の出来事です。当初は4日間の予定で帰国するつもりが、国境の封鎖により、著者は気がつけばペルーのアンデス山脈を拠点に5年という思いがけない滞在生活を送ることに。
異文化との接触
この5年間の間に、著者はさまざまなアクシデントや驚くべき体験をしています。「不法滞在」として強制送還の危機に直面した話や、ピクニックのつもりが標高4800メートル級の山をトレッキングするはめになったエピソードは、まさに異国の地でないと味わえない貴重な経験と言えるでしょう。
生活の現実
また、著者はホテルの完全閉鎖後、駐車場で犬と共に過ごす生活を余儀なくされたり、毎月かかる生活費の厳しさにも直面しました。月の生活費が約7万円、さらに歯科治療では9万円もかかるなど、生活のリアルを赤裸々に語っています。
ペルーの人々との繋がり
本書では「母の日」にはお墓参りをするというペルーの風習や、いつでもどこでも踊っているペルー人たちに出会った話も感動的です。文化の違いを良い意味で享受し、彼らとの交流を楽しむ著者の姿には、異国での生活の奥深さを感じさせます。
旅の終わりに
著者は、世界一のレストランを求めて道なき道を3万歩も歩いたり、一人でアンデス山脈のPallay Punchuを登ったりするなど、冒険心あふれる体験も記しています。これらの体験は、彼女自身の成長とともに、異国での生活の中で見つけた新しい価値観を伝えています。
本書の特徴
『ペルー国境足止め日記』は、ウェブマガジン「WANI BOOKOUT」にて連載されたエッセイを基に、加筆・修正が施された作品です。旅行ガイド本では味わえない、ペルーの日常を生きた著者の物語です。これからの旅行や留学を考えている人にも、読み応えのある内容となっています。
書籍情報
- - 書籍名: ペルー国境足止め日記
- - 著者: ミユキ
- - 発売日: 2025年12月30日
- - 価格: 1,320円(税込)
- - 発行: ワニブックス
- - 購入リンク: Amazonで購入
本書は電子書籍のみでの発売となりますので、手軽にデジタル端末で楽しむことができます。著者の独特な視点を通じて、異国文化への理解を深めてみてはいかがでしょうか?