地域活性化に向けたeスポーツ活用セミナーの開催報告

eスポーツ活用セミナー実施報告

一般社団法人日本eスポーツ連合（以下、JeSU）は、11月2日に開催されたeスポーツを活用した障がい者及び高齢者支援に関する自治体関係者向けのセミナーの報告を行います。

このセミナーは、ビデオゲームをスポーツとして捉えるeスポーツの特性を活かし、誰もが参加できるインクルーシブな社会づくりを目指すものでした。 JeSUはこれまで、障がい者がeスポーツを通じて社会に参加できる環境を整えるための準備や検討を進めてきました。

今年度からは公益財団法人日本財団の助成を受け、本セミナーは7月に続く2回目の実施となります。参加者には、自治体の関係者をはじめ、約30名がオンラインを通じて集まり、東京都作業療法士会のeスポーツ支援活動や、アクセシビリティ機器を用いた体験が行われました。

参加者は、実演や体験を通じてeスポーツの活用法を深く理解し、グループディスカッションでは、各自治体が抱える事例や課題などを積極的に交流しました。このような意見交換を通じて、参加者同士の親交を深め、具体的な支援方法を模索することができました。

特に、作業療法士の二村氏は障がい者向けのeスポーツ導入実例を紹介し、温井氏は東京都作業療法士協会が取り組むeスポーツ支援活動について具体的な事例を持ち寄りました。これにより、参加者全員が身体を動かしながら、障がい者や高齢者向けのeスポーツを直接体験し、共通の課題や解決策に関する理解を深めることができました。

JeSUは、今後も障がいを持つ方々への適切な支援を提供できる人材の育成に力を入れ、多様性を尊重した共生社会の実現を目指します。本セミナーを契機に、各自治体と相互に協力し合う関係性の構築を進めていく決意を新たにしています。

日本eスポーツ連合は、日本国内でのeスポーツの普及と発展を促進し、青少年の競技力向上やスポーツ精神の普及を目指しています。競技タイトルの公認や選手のプロライセンス発行に加え、国際大会への選手派遣など、多彩な取り組みを展開しています。また、様々なスポンサー企業や団体からの支援を受け、国内eスポーツ界のさらなる発展に寄与したいと考えています。

今後もeスポーツを通じて社会の健康と経済の発展に貢献することを目指し、積極的に活動を続けていく所存です。