循環型ファッション
2023-10-16 14:30:01
徳島県上勝町で進化する循環型ファッションプロジェクト「くるくるファッション」
徳島県上勝町で進化する循環型ファッションプロジェクト「くるくるファッション」
上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)がスタートする新たなプロジェクト「くるくるファッション」。この取り組みは、環境省の支援を受けて、地域社会と協力しながら廃棄される衣類をリユース・リメイク・リサイクルすることを目指しています。
プロジェクト概要
「くるくるファッションプロジェクト」は、徳島県内の二つの拠点で、2024年2月29日まで広域回収を行うことが決定しています。衣類の回収は、2023年10月17日から11月30日まで実施され、回収した衣類は専門的な分析が行われた後、再生のプロセスに入ります。パートナー企業には、リメイクを担当する株式会社デプトカンパニーや一般社団法人ひだまり、リサイクルを担当する株式会社チクマや株式会社浜田が名を連ねています。
このプロジェクトの注目すべき点は、単なる服の回収に留まらず、地域全体で循環型社会を構築するための学びの場を提供することです。特に、12月24日にはゼロ・ウェイストセンターで一般参加型のリユースイベントが予定されており、そこで参加者が直にリメイクされた服やリペアに関する情報を得ることができるでしょう。
循環サイクルの三つのステップ
このプロジェクトでは、集められた衣類は以下の三つの方法で再生されます。
1. リユース
12月のリユースイベントでは、回収された衣類の再利用が行われるほか、衣類の修理に関するワークショップも用意されています。地域住民だけでなく、他の県からの参加者にも門戸が開かれています。
2. リメイク
2024年1月にはリメイク品の販売が行われる予定であり、そのデザイン監修には株式会社デプトカンパニーが関与します。また、一般社団法人ひだまりが製作をサポートすることで、独自のリメイクファッションが登場することが期待されています。
3. リサイクル
最後に、リユースやリメイクが適用できない衣類はリサイクルに回されます。これには株式会社チクマや株式会社浜田が関与し、マテリアルリサイクルを通じて新たな資源へと生まれ変わります。
地域と企業の協力
上勝町ゼロ・ウェイストセンターを中心に、さまざまな団体が協力してプロジェクトを進めています。地元企業の力を借りることにより、循環型社会の実現に向けた取り組みが加速しています。このような広域での連携は、地域の廃棄物問題の解決にも大きな効果をもたらすことでしょう。
上勝町のゼロ・ウェイスト運動
上勝町は2003年、国内初の「ゼロ・ウェイスト宣言」を行い、地域全体で廃棄物の削減に努めてきました。年々、リサイクル率は向上し、現在では約8割に達しています。これらの実績を元に、新たな循環型ファッションの波を上げる冒険が始まります。
この「くるくるファッションプロジェクト」を通じて、環境への配慮だけでなく、ファッションに対する価値観をもリニューアルする機会となることを願っています。さあ、私たちのファッションがどのように循環していくのか、一緒に見守っていきましょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社BIG EYE COMPANY
- 住所
- 徳島県勝浦郡上勝町福原下日浦7-2
- 電話番号
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