海の未来をつなぐ
2025-07-30 15:47:19

フィリピンと日本の海の未来をつなぐ国際交流協定

フィリピンの商船大学と日本の高専が手を結ぶ



2025年7月、フィリピンの「MOL Magsaysay Maritime Academy」(MMMA)と日本の商船高等専門学校5校が国際交流に関する包括協定を締結しました。この協定は、両国の学生や教員が交流する機会を増やし、海技関連の研究や教育を強化することを目的としています。

包括協定の目的と重要性



この新たな包括協定は、従来の1校から5校への拡大を意味し、富山高等専門学校、鳥羽商船高等専門学校、広島商船高等専門学校、大島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校が参加します。各校との協力を通じて、学生は相互に授業を受けたり、学術情報を交換したりすることで、国際感覚にフィットした人材へと成長します。さらに、グローバルな視野をもった海技人材を育成することも狙いとしています。

交流プログラムの実施



この協定に際し、MMMAでは3月に大島商船高等専門学校の学生4名と教員2名、東京海洋大学の学生6名を受け入れる国際交流プログラムが実施されました。プログラム参加者は、現地の学生と共に生活し、講義を受け、さらにはシミュレーターを利用した実習に参加しました。

実習現場では、操舵室や機関室のシミュレータを使用し、リアルな環境でのトレーニングが行われます。また、両校の学生によるCultural Showも行われ、日本とフィリピンの文化を披露する機会となりました。華やかなパフォーマンスが繰り広げられ、学生同士が絆を深める得難い体験となったのです。

新しい絆を築く



国際交流の場では、生活習慣や文化、教育スタイルの違いに戸惑いつつも、相互にフォローし合い、新たな友好関係が芽生えました。この短期間の経験を経て、学生たちは国際感覚を養うだけでなく、互いに理解し合う力も育むことができたのです。

次のステップへ向けて



この包括協定の成果を受け、商船三井は「人の活躍と地域社会の発展」を通じた人材育成に努めていきます。海運の未来を担う若者たちへの支援として、教育プログラムの充実を図り、持続可能な船員育成を推進します。これからも、社会インフラの「安全」な運営で人々の暮らしを支える責任を果たしていくことが求められています。

まとめ



フィリピンのMMMAと日本の商専との新たな協力関係は、国際交流を通じた海技人材の育成に向けた第一歩となります。未来の海運業界を担う学生たちが、国境を越えて学び合い、成長していく姿が期待されます。心強いパートナーシップが海洋教育の未来を切り開いていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社商船三井
住所
東京都港区虎ノ門2-1-1 商船三井ビル
電話番号

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