国産小型ドローンSOTENの新たな挑戦
近年、国産小型ドローンSOTENの導入が進む中、有限会社タイプエス、株式会社IWAMOTO、及び株式会社MAX工業の3社は、官公庁や地方自治体向けの「SOTEN官公庁パッケージ」を新たに提供することを発表しました。
この取り組みは、SOTENのさらなる普及を目指し、官公庁や自治体が抱える様々な運用上のニーズに応えるために誕生しました。日本全国で150以上の組織・団体への納品実績を持つACSLマイスター3社による共同プロジェクトです。
SOTEN官公庁パッケージの背景
国産小型ドローンSOTENの導入後、官公庁や地方自治体から寄せられた声には、使用事例の紹介や運用に必要なオプション品のセット提供、さらには技能訓練の継続的なサポートなどが含まれました。これらの要望に応える形で、官公庁パッケージが開発されることとなりました。
特に、官公庁や地方自治体では予算の制約から継続的な人材教育や想定される運用のためのトレーニングが難しく、これに対策を講じる必要性があります。そのため、SOTEN官公庁パッケージはただの製品提供にとどまらず、導入後のサポートも強化しているのが特徴です。
パッケージの特徴
この官公庁パッケージの中には、次の6つの特徴があります:
1.
選べるセット内容: フルセットとシンプルセットから選ぶことができ、必要に応じたオプション品追加も可能です。
2.
収納ケース: リュック型の収納ケースに全ての機材が収まります。
3.
納品説明会: 1.5日間にわたる初心者向けの運用説明会が含まれ、しっかりとした指導が行われます。
4.
ファームウェアアップデート: 購入後1年間は無償でサポートが受けられ、業務における効率化が図れます。
5.
代替機貸出サービス: 万が一の不具合時には、無償で代替機の提供を受けられます。
6.
保険の付帯: 施設賠償責任保険が1年間無償で加入できます。
SOTENのフルセットには、ドローン本体はもちろんのこと、送信機やバッテリー、風速計などが全て揃えられています。一方、シンプルセットは基本的な機材が揃い、初めてドローンを導入する方に最適です。
SOTENの技術力
SOTENは産業用途に特化して開発された国産の小型ドローンです。セキュリティ対策として、フライトデータや撮影データの漏洩防止が施されています。また、ワンタッチでカメラシステムを交換できるため、さまざまな環境に応じた運用が可能です。
最大15m/sの風速に耐えうる堅牢性を持ち、災害時の被災状況の把握に貢献することが期待されています。これを支えるのが、ISO15408に準拠したデータセキュリティ対策や、更新が可能なファームウェアによるユーザビリティの向上です。
経済安全保障の重要性
また、近年の世界情勢や経済安全保障の意識の高まりを受け、情報漏洩やサプライチェーンリスクを低減できる国産機体の需要が急増しています。SOTENはこの点でも注目され、官公庁や地方自治体での採用が進んでいます。
導入のスムーズなサポート
ACSLマイスターの認定担当者がサポートし、初めてドローンを使用する現在のユーザーでも安心して導入できる体制が整っています。とくに、イベントや説明会を通じて、具体的な運用方法や操作の詳細を学ぶ機会が提供されています。
これらの取り組みを通じて、国産ドローンSOTENは新たな可能性を開き、官公庁や地方自治体のニーズに応えた製品へと進化しています。無料の個別WEB説明会も随時実施しているため、興味のある方はぜひ各社にお問い合わせください。