花粉症とぎっくり腰の関係を解明する調査結果
春の到来とともに、花粉症に悩まされる季節がやってきます。特にスギやヒノキの花粉は多くの人々に影響を及ぼしますが、花粉症の症状が思いもよらぬ体の不調を引き起こすことをご存知でしょうか?NLC野中腰痛クリニックが行った調査によると、花粉症の症状が原因でぎっくり腰や腰痛を経験した方が約3割に上ることが明らかになりました。
調査概要
この調査は2025年2月13日から2月15日までの3日間にわたり、40代から60代の男女を対象に実施されました。参加者はすべて春の花粉症に悩まされている方々です。総数1,000名がこの調査に参加し、PRIZMAによるインターネット調査で集計されました。
花粉症の症状とアレルゲン
調査結果から明らかになったのは、春の花粉症において最も多くの人がアレルゲンとして挙げたのは「スギ」で、なんと91.4%に達しました。次いで「ヒノキ」が48.3%という結果になりました。これにより、スギやヒノキが春の花粉症での主要な原因であることが分かります。
さらに、花粉症の上位症状としては、鼻水が87.3%、くしゃみが82.5%、目のかゆみが76.6%、鼻づまりが55.6%という順で見られました。多くの方が苦しむ鼻や目に関する症状の中で、意外にも腰痛を引き起こす原因となることがあるのです。
花粉症対策
花粉症の対策として回答者の81.1%がマスクをつけて外出することを挙げ、55.8%がアレルギーの薬を服用、27.0%が空気清浄機や加湿器を使っていると回答しています。これらの基本的な対策を行うことで、少しでも症状を軽減しようとしている様子が伺えます。
腰痛の経験
「花粉症の季節に腰痛を感じたことがありますか?」という質問には、27.7%が『はい』と回答しました。これは意外な結果で、実際に花粉症の症状がぎっくり腰や腰痛に影響していると感じた方は70%近くに上ることがわかりました。
特に、くしゃみをしたときや疲労がたまっているとき、横になったときや寝起きに腰の痛みを感じた方が多いことが分かりました。具体的には、67.2%がくしゃみをしたときに腰痛を感じ、39.0%が疲労がたまっているときという回答でした。
腰痛対策
腰痛を軽減させるために行っている対策としては、最も多くの方が「ムリをしない」と回答し、次いで「十分な睡眠」、「適度な運動やストレッチ」を行っていることが分かりました。ただし、約64.3%の人はこの期間に腰痛で医療機関に相談したことがないと答えています。
まとめ
今回の調査を通じて、春の花粉症とぎっくり腰・腰痛の関連が明らかになりました。花粉症による辛い症状は、身体を思わぬ方向に影響を及ぼし、特に腰への負担となることがあります。花粉症を軽減する基本的な対策を講じながら、腰痛を感じた場合には医療機関を受診することも重要です。NLC野中腰痛クリニックは、効果的な腰痛治療を提供しており、多くの方々をサポートしています。花粉症シーズンに痛みを感じた場合には、適切な対策を考えて自己管理を行いましょう。