AIが都知事選候補者の主張を採点!石丸伸二氏が高得票傾向、小池百合子氏は主張に変化?
2024年の東京都知事選、各候補者の主張が注目される中、コミュニケーションAI検定を行うコグニティ株式会社が、過去3回の都知事選候補者の政見放送をAIで分析した結果を発表しました。
今回の分析では、2016年、2020年、2024年の3回の都知事選候補者86名の政見放送を対象とし、AIが候補者の主張を検定。得票数の高い候補者の傾向や、今年の候補者の特徴を明らかにしました。
AIが分析!石丸伸二氏がトップ、小池百合子氏は主張に変化?
AIによる分析では、2024年都知事選で最も高得票数傾向を持つ候補者は、石丸伸二氏であることが判明しました。石丸氏の政見放送は、過去の高得票者と特徴が最も近いという結果に。
一方、前回の選挙で高得票を獲得した小池百合子氏は、今回の選挙では主張が分散している傾向が見られたとのこと。前回の選挙と比較して、主張数が1つから2つに増え、主張の深堀りが不足しているという分析結果が出ています。
2024年都知事選、注目すべきは「問いかけ」口調の増加
今回の分析では、2016年、2020年、2024年の3年間の政見放送を比較した結果、候補者からの「問いかけ」口調が増加しているという傾向も明らかになりました。
特に、聞き手がYES/NOで答えられるような質問(CLOSED質問)は、2016年と比較して3.7倍に増加。これは、近年設立された若い政党の演説でも見られる傾向であり、近年の政治演説のトレンドと言えるでしょう。
AIが分析した結果から都知事選の行方を占う
コグニティ株式会社は、今回の分析結果を基に、今後も都知事選の行方を追跡し、追加調査結果を公表していく予定です。
AIによる分析は、投票を通した政治参加を後押しするため、「バイアスのない」情報提供を目指しています。今回の分析結果が、都民の投票判断の一助となれば幸いです。