チノーが進化させる温湿度監視システム
株式会社チノーが2025年6月20日より、リアルタイム無線データロガーMZシリーズに対応した新しいクラウドサービス「チノークラウド」を開始します。このサービスは、温度や湿度などのデータを遠隔地で一元管理することを可能にし、ユーザーにとって大きな助けとなるでしょう。
クラウドサービスの概要
「チノークラウド」は、ユーザーが一つの受信器を用いて複数のデータ送信器から情報を集約し、定額で利用できる仕組みを提供しています。これにより、医薬品や食品工場をはじめとした様々な産業において、リアルタイムに温湿度のモニタリングが行えるようになります。データは、スマートフォンやタブレット、PCなどからいつでも確認可能で、外出先でも安心して監視できるのが特長です。
遠隔監視需要の高まり
最近では、医療や製造業などで温度や湿度の管理がますます求められています。特に、デリケートな商品を扱う業界においては、どのタイミングでも監視状況が把握できることが品質管理の鍵と言えるでしょう。このニーズに応えるべく、チノーはクラウド環境を整え、様々なデータを安全に収集し、ユーザーに提供します。
特徴と利点
1. 簡単な設置
MZシリーズの送信器は電池駆動であり、簡単に設置ができるのが特徴です。また、受信器は100m以内の距離にて送信器60台まで受けられます。これによりユーザーは広範囲にデータ監視を行うことが可能になります。
2. スマートなデータ確認
外出先やオフィスにいる時でも、スマホやタブレット、PCからデータ及びアラートの確認ができるため、常に最新のデータに基づいた判断を下せる利点があります。これにより、突発的な問題が発生した場合にも素早く対応が可能です。
3. データの信頼性
送信器は、データの取りこぼしを防ぐ設計になっていますので、信頼性が非常に高いです。そのため、工場や医療分野での活用が期待されています。
システム詳細
- 使用温度範囲:-10~50℃
- 通信方法:920MHz 帯特定小電力無線(LPWA 無線およびFSK方式)
- データ収録能力:ロガー60台(各53,000データ)
- 測定種類:温度、温湿度など
- 計測周期:5秒~60分
- 通信モード:長距離通信(見通し約1㎞)
これにより、チノーは顧客のニーズに応える形で新たなクラウドサービスを立ち上げることに成功しています。
会社概要
株式会社チノーは、1936年に設立され、計測・制御・監視の分野で長年の実績を持っています。温度に関する正確な計測は、品質や性能の向上に欠かせない要素です。今後もさまざまなテクノロジーを駆使しながら、新たな商品やサービスを展開していくことでしょう。
詳細は公式ページをご覧ください:
チノー公式サイト