大日本印刷、CDPより最高評価「Aリスト」を獲得
大日本印刷株式会社(DNP)は、イギリスに本部を置く国際的な非営利団体CDPから、気候変動と水セキュリティの2つの分野で最高評価である「Aリスト」に認定されました。この評価は、DNPが気候変動分野で4年連続、水セキュリティ分野で2年連続で「Aスコア」を取得したことによるものです。
CDPの役割と意義
CDPは、気候変動の影響に対して企業や都市の取り組みを評価する国際的な機関で、環境、社会、ガバナンス(ESG)の観点からの評価を通じて、持続可能な社会の実現を促進しています。CDPは、「気候変動」「フォレスト」「水セキュリティ」の3つの分野で企業を評価しており、各企業の情報開示の包括性、リスク管理の適切さ、目標設定の明確さ、リーダーシップなどを基に独自の評価手法を用いています。
DNPの持続可能な取り組み
DNPは、企業の行動規範の一環として「環境保全と持続可能な社会の実現」を掲げ、1972年には業界首位を切って社内に環境専門の部署を設置しました。それ以来、環境に配慮した製品やサービスの開発に力を注いでおり、近年では「DNPグループ環境ビジョン2050」を策定し、脱炭素社会を実現するための戦略を加速しています。
この取り組みは、サプライチェーン全体を見据え、さまざまな環境への影響を軽減するために強化されています。DNPはまた、世界中のESG評価機関からの評価を受け、多くの投資インデックスに組み込まれるほど、その持続可能性が認められています。例えば、2001年から25年連続で「FTSE4Good Global Index」に選定され、2024年には「Dow Jones Sustainability Indices」の「World Index」にも選ばれています。また、EcoVadis社からはゴールド評価を受けています。
未来に向けたDNPのビジョン
DNPは今後も、気候変動をはじめとするさまざまな環境課題に対して、持続可能な社会を目指した新たな価値を創出し続けます。環境への負荷を減らし、より良い社会を作るための企業活動を推進し、全社員一丸となってその実現に取り組んでいくことでしょう。DNPの努力は、企業としての責任を果たしつつ、自然と共生する未来を築くための重要な一歩です。
持続可能な社会のために絶え間ない努力を続けるDNPの最新の取り組みや将来の展望について、ぜひ注目してください。