AGRI SMILEとロート製薬が共同で持続可能な農業を推進！

AGRI SMILEとロート製薬の新たな提携

株式会社AGRI SMILEとロート製薬が、資本業務提携契約を締結しました。この新しいパートナーシップは、両社の強みを生かした持続可能な農業技術の確立を目指すものです。AGRI SMILEは、バイオスティミュラント技術を駆使して、ロート製薬が提供するさまざまなヘルスケア製品に使用される原料作物の安定生産と品質向上を実現する考えです。

提携の具体的な内容

この提携では、以下のような業務内容が含まれています：

1. 栽培課題の解決 - ロート製薬の製品群に対する原料作物の栽培でAGRI SMILEの技術を導入し、バイオスティミュラントを活用した施肥設計や栽培管理を行います。

2. 有効成分の活性化 - 原料作物の機能性を向上させるための栽培手法を共同で開発し、しっかりとした実証検証を行う計画です。

3. 製造委託の検討 - AGRI SMILEが新たに建設予定の原料製造プラントで、ロート製薬向けの原料製造を受託する可能性も調査します。

4. 技術的助言の提供 - プラント建設の際、設計から施工、運営に至るまでのあらゆる技術的なサポートを行い、効率的な運営体制を確立します。

提携の目的

AGRI SMILEは、テクノロジーによる持続可能な農業の実現を目指しており、特に気候変動の影響が激化する中で、バイオスティミュラント資材の活用が重要な役割を果たすと信じています。ロート製薬も同様に、社会の健康と幸せに貢献するための研究開発を行い、環境問題に取り組んでいます。

このパートナーシップによって、両社は高品質で環境に優しいヘルスケア原料の安定生産体制を築くことを目指しています。両者の協力により、新たな栽培手法や機能性の向上が期待されており、多くの人々の健康に寄与することができるでしょう。

バイオスティミュラント技術とは

バイオスティミュラントは、植物に刺激を与え、それにより植物自身の生理機能を活性化させる資材です。この技術は、植物がそれぞれの生育環境でのストレスに適応する能力を高め、栄養成分の取り込みや利用効率を改善します。

特に、温暖化が進む現代において、バイオスティミュラントは気候変動対策として注目されており、欧米ではますます普及しています。日本でも農林水産省が2025年にバイオスティミュラントの使用指針を策定し、農業者が効果的に利用できる環境を整える取り組みが進められています。