スニフアウトとGDEPソリューションズが業務提携しAI環境構築を支援

スニフアウトとGDEPソリューションズが業務提携を締結

株式会社スニフアウト（新宿区）とGDEPソリューションズ（文京区）が、ローカル環境でのLLM（大規模言語モデル）およびRAG（検索拡張生成）の導入支援に特化した業務提携を発表しました。この協業により、企業が生成AIを安全かつ効率的に活用できる環境を提供することが目的です。

提携の背景

生成AIの業務利用が盛んになる中、企業はセキュアで安定した環境でのLLM運用を求めています。しかし、クラウド環境で機密データを取り扱う際のリスクや、オンプレミスでの導入に関する様々な課題（ハードウェアの準備や環境構築など）が存在します。このような状況の中、GDEPソリューションズはNVIDIA認定パートナーとしてGPUハードウェアを提供してきた実績がありますが、導入後の活用支援に対するニーズが高まっていました。

スニフアウトは、LLMおよびRAG導入に向けたコンサルティングを専門に行い、企業のAI活用を推進してきました。両者の強みを生かすことで、企業はローカル環境でのAI活用をスムーズに進められます。

提携内容の詳細

今回の提携により、以下のようなソリューションを一括して提供します。

1. 生成AI関連ツールプレインストール型ハードウェア
GDEPソリューションズは、NVIDIA GPUを搭載した「LLM/RAGシリーズ」のワークステーションを提供します。これにより、企業はオンプレミスでRAGを構築できる基盤が整います。

2. LLM活用およびRAGの精度向上支援
スニフアウトは、企業の目的に合ったLLMの導入支援や精度向上のためのコンサルティングを行います。

この提携によって、企業の皆様はクラウドでは管理が難しい機密データを安全に管理し、初期環境の構築や最適なモデルの選定に関するハードルを低減できます。また、GPU環境の運用に伴う負担やコストも最適化され、LLM導入後の継続的なチューニング支援も受けられます。

各社代表者のコメント

スニフアウトの代表取締役津本氏は、「生成AIは企業成長に不可欠ですが、セキュリティの懸念が障害となることも多い。GDEPソリューションズとの提携で、これらの課題を解決し、生成AIの普及を進めたい」と語ります。

一方GDEPソリューションズの榊原社長は、「協業により、導入から運用まで一貫した支援体制が整いました。AIの社会実装を推進するために高品質かつコストパフォーマンスに優れたソリューションを提供します」と述べています。