自宅で安心！オンライン型心臓リハビリテーション「Tele-MedEx Club」がスタート

自宅でできる心臓リハビリテーション「Tele-MedEx Club」

近年、高齢化が進む中、心不全患者の入院が増加している日本。これに対処する新たな取り組みとして、オンライン型心臓リハビリテーションプログラム「Tele-MedEx Club」が始まりました。このプログラムは、自宅にいながらにして病気の予防や健康維持ができる点が大きな特長です。

Tele-MedEx Clubの概要

この新しいプログラムでは、オンライン上で生活習慣の改善を目指す支援や、心疾患の再発を防ぐための運動療法が受けられます。医師による監修を受けたシステムが、参加者一人ひとりの健康管理を行い、日本遠隔運動療法協会（JARET）が安全な運営に取り組みます。

心臓リハビリテーションの専門家である心リハ指導士が、運動処方に基づいて参加者の運動を見守り、指導を行います。これにより、自宅で安心してトレーニングを続けられる環境が整えられています。運動による健康維持や心臓病の予防に、手軽にアクセスできるサービスが提供されることは、多くの患者やその家族にとって、大きな安心材料になるでしょう。

背景にある問題

高齢者を中心とした心不全の患者数は、毎年増加傾向にあり、その中には病院でのリハビリを受けたくても受けられない人も多いのが現状です。心臓リハビリテーション（心リハ）は、再発予防に効果があるとされていますが、実際にこれを受けられている患者はわずか7.3%にとどまっています。

その理由として、通院の手間や移動距離、付き添いの必要性が挙げられます。特に高齢者にとっては、これらの障壁が大きな負担となり、実際に評価される心リハの普及を妨げているのです。しかし、オンライン型のリハビリテーションであれば、自宅の環境を活用することで、通院のストレスを取り除くことができます。

Tele-MedEx Clubの詳細

「Tele-MedEx Club」への参加は、入会金11,000円（消費税込み）、月額会費16,500円（消費税込み）となっています。この会費には遠隔運動指導が含まれており、必要に応じて機材の購入も可能です。プログラムの詳細については、公式サイトで確認できます。

健康維持の重要性

心臓病の再発防止や健康的な生活を送るためには、運動療法が不可欠です。「Tele-MedEx Club」は、運動の大切さを再認識させるだけでなく、オンラインという手軽さが魅力です。このイニシアチブを通じて、より多くの人々が心臓病の予防と健康維持に向けて一歩を踏み出すことを期待しています。

心臓リハビリに関心がある方や、家族に心不全を抱える方は、ぜひこの新しいオンラインプログラムの利用を検討してみてはいかがでしょうか。また、今後の健康維持のために、生活習慣を見直す良い機会としても利用できるでしょう。