MIKASAの新サッカーボールALMUNDOが誕生、全国高校選手権の公式試合球に

MIKASAの新しい挑戦、サッカーボールALMUNDO

株式会社ミカサが新たに開発したサッカーボール『ALMUNDO（アルムンド）』が、2025年6月中旬から販売を開始します。このボールは、第104回全国高校サッカー選手権大会の公式試合球として使用される予定で、多くの選手たちにフィールドでの活躍を支えることになるでしょう。

新しいALMUNDOの特徴

ALMUNDOの品番はFT550D-BLBS。参考小売価格は9,000円（税抜き）で、FIFA Quality PROの認証を取得している検定球です。このボールにはいくつかの特徴があり、まずは吸水率の大幅な削減が挙げられます。従来の製品に比べてシーム接着製法を採用しているため、パネルの隙間から浸水するのを防ぎ、雨天時でも重量変化が少なく、安心してゲームを楽しむことができます。

次に、新しい糸巻きチューブとパネル構造が採用されています。これにより、強撚糸を使用して伸縮性と柔らかさが向上し、選手への負担軽減に貢献しています。そして、糸巻チューブを覆うパネルには布層が追加され、蹴り心地も向上しました。

表皮素材の進化

グリップ性を向上させるために、ALMUNDOの表皮は新しいエンボス形状に生まれ変わりました。凹面に細かなシボが施されているため、全方向に摩擦力があり、スローイン時の滑りにくさを実現。これにより、選手たちはより正確なプレーが可能になります。

デザインのこだわり

新しいボールデザインでは、翼をモチーフとしており、選手の飛躍や成長を象徴しています。また、矢絣（やがすり）の模様は、日本古来の意味を持ち、『不幸を取り払い、幸せを射抜く』『まっすぐ前に飛んでいく』という願いが込められています。これにより、選手が勝利を手にし、世界に向かって挑戦する姿が表現されています。

ALIUNDOという名前は、スペイン語で「Al Mundo」すなわち「世界へ」という意味を持ち、サッカーを愛する人々と共に羽ばたく意志が込められています。ミカサは、全国の高校サッカー部員を力強く支え続けることを約束します。

購入情報

新しいALMUNDOシリーズは、2025年6月中旬からMIKASAのオンラインショップや各種ECサイト、全国のスポーツショップで購入可能です。ただし、販売開始時期は入庫時期によって前後する可能性があるため、公式情報を確認することをお勧めします。詳細については、こちらのリンクからご覧いただけます。

会社概要

ミカサの設立は1917年で、100年を超える歴史を持つ株式会社です。主にゴム製品を製造しており、バレーボールやサッカーボールなど、競技用ボールの製造が主力となっています。特にバレーボールは、国際大会でも公式試合球として使用されており、150以上の国と地域で愛されています。

MIKASAはこれからも、競技者を支える製品の開発に力を入れ続けることでしょう。