青森県の交通安全意識を高める『事故0伝柱ACTION』プロジェクト始動

青森県の交通安全を願う『事故0伝柱ACTION』始動

青森県では交通事故による死亡者が増加しており、特に高齢者の事故が目立っています。この厳しい現実を打破すべく、株式会社青森テレビが新たな取り組みとして『事故0伝柱ACTION』を開始しました。このプロジェクトには協同組合タッケン、株式会社エフエム青森、株式会社亜細亜建設の3社が賛同し、共に交通安全意識の向上を図ります。

青森県の交通事故現状

2023年度、青森県内では交通事故が2,619件発生し、死者数は45人に達しました。この数字は前年よりも増加しており、特に高齢者による事故は66.7%も上昇しています。このような悲しい現実を前に、青森テレビは県民の意識を変える新たなアプローチを模索していました。

『事故0伝柱ACTION』の概要

この取り組みは、交通事故を防ぐための「安全標識」を創出することを目的としています。実際に大切な人に贈られた「交通安全を願う手紙」の内容や感動的な一節を電柱広告として掲出し、運転中に目に入ることで、ドライバーに安全運転を促すものです。プロジェクトは9月30日より青森県内の各地で始まります。これにより、県民が交通安全を意識し、自ら事故防止に積極的に取り組むきっかけを提供します。

手紙から生まれたメッセージ

私たちは日常的に交通安全に関するメッセージに接することがありますが、その中から行動に移ることは難しいものです。しかし、心からの願いを込めた「交通安全を願う言葉」が目の前にあれば、その感情が行動に繋がるのではないかと考えました。手紙の一節が広告として掲出されることで、共感を得やすく、運転する際の注意を促します。

具体的な掲出箇所

掲出は青森市内を中心に行われ、以下の場所で通常の広告とは異なる形で市民に呼びかける予定です：

- 青森市奥野3丁目7の藤聖母園付近
- 青森市浜田豊田国道103号のDCM青森中央店前停留所近く
- 青森市三内丸山50の焼鳥千和近く
- 青森市浪館前田4丁目18の浪館停留所付近

賛同企業の紹介

このプロジェクトには、青森県の地域社会と幸せを実現しようとする多くの企業が賛同しています。協同組合タッケンは地域活性化に貢献し、株式会社亜細亜建設は安心で快適な住まいの提供を目指しています。また、株式会社エフエム青森は命の重みを再認識してもらうきっかけを提供することを願っています。

交通安全を心温まるメッセージで

青森テレビは、単なる事故防止にとどまらず、県民一人一人が運転時に大切な人の存在を思い出し、無事に帰ることを願い合うそんな心温まるメッセージの発信を目指しています。これにより、交通事故の減少に寄与できればと願っています。この『事故0伝柱ACTION』が、多くの方に受け入れられることを期待しています。今後も新たな賛同企業を募りながら、活動を広げていく計画です。