未来を見据えたエコ活動の推進
株式会社エフピコと遠鉄ストアは、持続可能な社会の実現に向けて、
エコストア協働宣言を行いました。両社の協力により、地域におけるエコな店舗作りを推進する「ストアtoストア」の水平リサイクルが実現されます。これにより、地域住民が参加しやすいリサイクルの機会を提供し、地球環境への配慮を深めていく狙いです。
取り組み概要
エフピコと遠鉄ストアは具体的な取り組みとして、店舗に設置した回収ボックスで使用済みの食品トレーや透明容器、ペットボトルを回収しています。これらの資源は、エフピコの最新のリサイクル技術を活用し、「トレーtoトレー」「ボトルto透明容器」としてエコ製品へと変換されます。再生した製品は再び遠鉄ストアで使用されるため、循環型のリサイクル社会が構築されるのです。この活動を通じて、地域社会の廃棄物削減に寄与することを目指します。
実績と目標
過去の実績を見ると、遠鉄ストアでは2025年3月期に152トンの使用済み食品トレーを回収し、その結果として381トンのCO2排出削減に成功しました。この成果は、環境保護活動の一端を担っていると言えるでしょう。さらに、両社は2050年に向けて、年間450トンのCO2排出削減を目標に掲げています。
地域との繋がり
エフピコと遠鉄ストアは、地域のコミュニティを大切にし、環境への理解を深めるためにさまざまな活動を行っています。たとえば、親子参加型のリサイクル工場見学バスツアーや、店舗で行われる環境学習イベントなどがその例です。また、2025年6月には、浜松市内の全96校の小学校に向けて、食品トレーのリサイクルの重要性が学べる学習まんが「食品トレーのひみつ」を寄贈しました。これにより、子どもたちや地域住民が環境について理解を深める機会を提供し続けています。
これからの展望
エフピコと遠鉄ストアは、地域におけるリサイクル活動を今後も強化し、
お店が地域のエコリーダーとなることを目指しています。持続可能な社会を実現するためにも、廃棄物の削減を中心にした活動を着実に進めることで、地域社会全体を巻き込んだエコ活動に貢献していく所存です。新たなエコ活動の展開に期待が寄せられる中、次世代に向けた取り組みが広がっていくことを願っています。