復刻されたハーマンミラーの「Rohdeコレクション」が日本初上陸

ハーマンミラーの新たな歴史的瞬間

ハーマンミラーは、80年以上前にデザインディレクターGilbert Rohdeが手がけた名作を復刻し、新たなコレクションとして展開することを発表しました。1941年に初めて世に出たRohde Easy Chair（ローディイージーチェア）とRohde Paldao Table（ローディパルダオテーブル）は、1950年代以降のインテリアデザインに多大な影響を与えたアイコンです。これらの製品は、2024年10月18日から販売される予定です。

Rohdeコレクションの魅力

Rohde Easy Chair

Rohde Easy Chairは、その優美な曲線と水平なラインが特徴的。体を包み込むようなデザインは、当時の素材や技術に挑戦した結果生まれました。座面と背もたれには繊細な菱形模様のタフトが施されており、最新のファブリックやプレミアムレザーから選べる多種多様な張地によって、現代のインテリアにも最適です。

Rohde Paldao Table

また、Rohde Paldao Tableは有機的で自由な造形が大きな魅力です。エボナイズアッシュやウォールナット、オークの美しい仕上げは、どのような空間にも調和します。異なる高さのサイドテーブルとコーヒーテーブルが用意されているため、多様なシーンに合わせた使い方ができます。

Gilbert Rohdeのデザイン哲学

Gilbert Rohdeは1932年にハーマンミラーの初代デザインディレクターに就任し、モダニズムへのアプローチを取り入れました。彼は、家具が単なる物ではなく、人々の生活をより豊かにするための道具であると考えていました。その考えは、「Herman Millerは家具を作っているだけではない、ライフスタイルを作っている」という言葉に集約されます。プレファブリケーションや新素材の導入を通じ、彼はミニマルでありながら温かみのあるデザインを追求しました。

デザインの時代を越えた魅力

Rohdeの作品は、80年を経た今でも色あせることなく、インテリアデザインの一部として受け入れられています。彼のカーブや形状は、多くのデザイナーにインスピレーションを与え、様々な場所でその影響を感じることができます。ハーマンミラーは、これらの復刻版を通じて、Rohdeのデザイン哲学とその時代のエッセンスを現代に再現しています。