卓上の織り機で広がる手織りの世界
最近、手軽に楽しめる「ミニ織り」や「咲きおり」といった小さな卓上で使える織り機が人気を集めています。この小型の織り機を使用することで、手軽に多様な模様を織り出すことができ、手芸愛好者にとって新たな楽しみを提供しています。そんな卓上織り機で作成できる模様や技法を豊富に収録した新刊書『小さな織り機でできる 手織りの模様パターン200』が2025年3月に発売予定です。
多彩な模様が楽しめる
本書では、コースターサイズ(約13cm四方)を基本とした200種類もの手織りモチーフを紹介しています。これにより、初心者から経験者まで幅広く楽しむことができるようになっています。さらに、各模様の色違いや糸の組み合わせによるバリエーションも掲載されており、自分に合ったスタイルを見つける手助けをしてくれることでしょう。
特に、極太や中細の綿糸を使って織るサンプルは、様々な柄を試すのに最適です。コースターサイズでの制作は、サクサクと織れるため、時間がない方でも気軽に挑戦できます。出来上がったコースターはそのまま使うだけでなく、何枚かを活用して一つの作品を完成させるのも楽しみの一つです。
初心者でも安心の内容
本書の魅力は、初心者でもすぐに手を動かせるように配慮されている点です。織り方の基本やたて糸のかけ方、房の始末など、各工程を詳しく解説した写真も掲載されていますので、視覚的に理解しやすくなっています。また、織り図の見方や、たて糸をつなぎながら織る方法もありますから、初めての方でもスムーズに取り組むことができるでしょう。
手織りの楽しみを拡げる1冊
既刊の『手織り大全』と併せて使うことで、手織りの世界がさらに広がる内容となっています。手織りの可能性を感じながら、さまざまな模様を楽しむことができるこの書籍は、手芸好きな方にとって必携の一冊と言えるでしょう。
著者について
著者の箕輪直子氏は、染織家であり、日本染織協会の会長を務めています。東京都千代田区出身、現在は品川区に在住。共立女子大学家政学部生活美術学科で染織を専攻し、後に自身のショップ「Studio A WEEK」を主宰しています。草木染めや裂き織りの分野でも精力的に活動しており、数多くの著書を持つ著名な作家です。
書籍情報
- - 書名: 小さな織り機でできる 手織りの模様パターン200
- - 著者: 箕輪 直子
- - 仕様: B5判、240ページ
- - 定価: 3,520円(税込)
- - 発売日: 2025年3月11日(火)
- - ISBN: 978-4-416-72353-1
手織りに興味がある方はもちろん、これから始めたい方にもぴったりな内容となっています。ぜひ手に取ってその魅力を体験してみてください。