次世代計算基盤の運営に向けたHPCIの戦略議論がスタート
次世代計算基盤を見据えたHPCIの運営議論
令和6年12月24日に、次世代計算基盤に関するHPCI(高性能計算インフラ)の運営についての検討を行うワーキンググループの第1回会議が開催されました。これは文部科学省が主催したもので、ハイブリッド形式で実施され、対面とオンラインで参加者が集いました。
議題の概要
会議には、文部科学省からの関係者や、日本の研究機関である高度情報科学技術研究機構(RIST)の専門家が出席しました。特に、文部科学省計算科学技術推進室の栗原室長や、RISTからの森センター長などが参加し、さまざまな視点から意見を交わしました。
議題1:検討の進め方
まず初めに、文部科学省事務局が本ワーキンググループの進行方法について説明を行いました。具体的には、各委員間での意見交換だけでなく、非公開情報を含むことから、会議内容についての秘密保持が強調されました。これにより、当グループの議論がしっかりとした信頼関係に基づいて進むことが期待されています。
議題2:HPCI運営の現状
次に議題2では、HPCIの運営状況についての報告が行われました。RISTの齊藤産業利用推進部長が複数のトピックを挙げながら、現在のHPCIの活用状況や技術的なチャレンジについて説明しました。その後、各委員が具体的な意見を交わし、HPCIのさらなる発展に向けた多角的な視点が提供されたのです。
議題3:問題点と討論
最後に、議題3ではHPCI運営における問題点が取り上げられました。前の議題で報告された内容を基に、委員たちは活発な総合討論を行い、運営上の課題や改善策を模索しました。特に、次世代計算基盤を支えるための人材育成や、他分野との連携についても意見が交わされました。
今後の展望
この会議は、次世代計算基盤が日本の科学技術振興に与える影響を見据えたものであり、今後も継続的に議論が行われる予定です。HPCIの運営は、未来の研究環境を整える重要なステップであり、さまざまな分野でのイノベーションを促進するための鍵となるでしょう。今後の進捗を注視したいところです。
お問合せ先は、文部科学省研究振興局の計算科学技術推進室で、電話でのお問い合わせも受け付けています。